自己否定を減らして、生きやすくなるコツ
今起こっていないことについて、
あれこれと先回りして不安になる人がいます。
大抵は取り越し苦労に終わりますが、
それでも先回り不安をやめられません。
起こる可能性が低いとわかっていても、
もし万が一良くないことが起こった場合に
少しでもダメージを小さくしておくためです。

また、誰からも責められていないのに
自分で自分を批判している人がいます。
自分に厳しい完璧主義な面もありますが、
先に自分で批判しておくことで
もし他人から批判された場合のダメージを小さくしています。

一見ネガティブに捉えられがちな「不安が強い」や「自分に厳しい」と思える面も、これ以上ダメージを負わないように「守ってくれている」とも言えます。
自分の嫌いな面にばかりフォーカスするのではなく、裏では守ってくれていたとわかると、自分の嫌いだった面への見方が少し変わりませんか?
私たちの心の中には沢山の「私」がいて、いつも何かしらの役割を果たしてくれているのです。
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生きやすくなるコツは、自己否定をいかに減らしていけるかなのですが、自己否定してしまうのにも理由があるので、いきなりやめましょうと言っても簡単ではありません。
でも別の角度から自分を見ることで、自己否定の気持ちが少し薄らぐ場合があります。
自己否定をいきなりなくそうとしなくて構いません。
少しずつ緩めて薄めていくのが抵抗の少ない方法です。
カウンセリングでは、嫌いだった自分を認め労い、仲良くなって生きやすくなれるようサポートしています。