現実を変えるもの・現実を創るもの



私は長年のストレスによる食いしばりで顎の骨が変形し、とうとう手術が必要となりました。

しかし、最近になるまで自分の骨が変形していることも、それがストレスによる食いしばりが原因であることも知りませんでした。

無意識の習慣が私の骨を変形させていたのです。

そうです!
この無意識の習慣が現実を創り、現実を変えます。


もう少し詳しくお話しすると、私たちは日々、何かを選択して生きています。

朝目が覚めると、布団から出るかそれともまだ寝ているか、朝ご飯を食べるか、それともやめるか、今日の洋服から、メイク、髪型まで全て自分で選んでいます。

職場や学校に行くのも自分で選んでいます。

意図的に選んでいるものもあれば、無意識に行っている習慣もあります。

例えば歯磨き。
顔を洗って歯磨きするのはよほどうつがひどい人でない限り、一連の流れのように習慣化されている人が多いと思います。



他にも外に出たら、信号が青なら進み、赤なら止まる。
いちいち「よし、止まるぞ!」と意気込んで止まっている人はそんなにいないと思います。



そんな風に無意識の習慣が歯を清潔に保ち、信号を守って事故に遭わないような現実を創っています。


信号





前置きが長くなりましたが、今の現実を変えたい、新しい現実を創りたいと思うのなら、今までと同じ生活をしていたのでは何も変わりません。



いくら本を読んだりYouTubeを見て知識を入れたとしても、実践していなければ「絵に描いた餅」なのです。



今の現実を変えるには、今までと違う何か新しいことを習慣化する必要があります。



しかし、最初は抵抗に遭います。



脳は変化を嫌うので全力でやめさせようとします。



その脳の特性をよく知り、できるだけ抵抗の小さなことから習慣化する必要があります。



脳が変化に気づかないほど小さな小さなことを習慣化し、気づいた頃には、あえて意識しなくても歯磨きのように無意識でやっている、そんな状態にするのが理想です。



カウンセリングでは毎回宿題を出しますが、気合や根性が必要なものは出しません。



日々の生活の中のどこかで実践できる小さなものです。



それこそ歯磨きしながらでもテレビCMの間でも、習慣化しやすいところに取り入れてもらいます。



たまに忘れてもいいんです。
思い出して、そこからまたやっていけばいいんです。



気づいたらやっていた状態になればしめたものです。



最初は「こんなことが何になるの?」と思うかもしれません。



人はできることなら早く大きく変化したいと望む生き物だからです。



そして途中で続かなくなり、断念してしまい「私はダメだ」という思い込みをさらに強化してしまうのです。



カウンセリングでは心理学に基づいてその人に合わせた宿題をお出ししますが、一人で何か新しい習慣化をしたいと考えている人のために、今日は習慣化のヒントをお伝えします。


STEP
やってみて上手くいったことは、とりあえず続けてみる
STEP
やってみて一度でも上手くいったことは、しばらく続けてみる
STEP
やってみて上手くいかなかったことは、とりあえず違うことを試してみる




一人でやっていると何が自分に向いているかの判断がつきません。



手当たり次第に手をつけて何が合っているのか、合っていないのかの見極めもできず、失敗体験だけが増えるのはとてももったいないです。



ぜひこのヒントを意識してみてください。



あなたは今の現実を創っている習慣に気づいていますか?



そして現実を変えるための新しい習慣に何を取り入れますか?


一歩





あなたも現実を変えるため、新しい一歩を踏み出しませんか?


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