【情報収集がやめられない理由】不安を解消する鍵は「知識」ではなく「小さな体感」
スマホでの情報収集が止まらない・・・その「生きづらさ」の正体とは?
こんにちは、トラウマセラピストmiwakoです。
今日は、「知識や情報を集めずにはいられない」
という方へ向けてのお話です。
「なんとか今の生きづらさから脱却したい!」
そう願って、YouTubeやSNSで
必死に情報を集める。
その行動自体は、
決して悪いことではありません。
ただ、前回のブログでもお話しした通り、
目を酷使しすぎると脳が疲れてしまい、
不安やイライラがかえって増してしまうことが
あります。
実は、脳が新しい情報を手に入れた瞬間に感じる
「わかった!」という刺激に依存してしまい、
知らず知らずのうちに情報収集が
止まらなくなっていることもあるのです。
なぜ、情報収集がやめられないのか?
それは、根底に「不安」があるからです。
「たくさん情報を集めて安心したい」
と願うのは、人としてごく自然な心理です。
暗闇の中で必死にサーチライトを振り回し、
何か道標を見つけようとしているような状態かも
しれません。
しかし、皮肉なことに、
情報を集めれば集めるほど安心から遠ざかり、
常に情報に翻弄されるようになってしまいます。
光を探せば探すほど、今この瞬間の自分の足元の
感覚を忘れてしまうのです。

「忘却曲線」が教える、知識の限界
心理学には「エビングハウスの忘却曲線」という
有名な概念があります。
人が学んだことを、どのくらいのスピードで
忘れてしまうかを示したものです。

これによると、人はどれだけ情報を
一生懸命に詰め込んでも、その場限りでは記憶に
とどめておくことはできません。
- 1時間後には、半分以上の内容を忘れ
- 1日後には、約3分の2を忘れてしまう
どんなに素晴らしい知識も、
頭に入れるだけでは
「1週間後には8割近く」を忘れてしまいます。
脳は「使わない情報(体で再現しない情報)」
を、命に関わらないものだと判断して
手放してしまう性質があるからです。
一般的に、学んだことを身につけるには
以下の方法が有効だと言われています。
- 意味付けをする:自分の体験や、すでに知っていることと結びつける。
- アウトプット重視:読むだけでなく、誰かに話したり書き出したりする。
- 睡眠をとる:脳は眠っている間に情報を整理し、定着させます。
しかし、生きづらさを抱えている方に、
何より大切にしてほしいのは「実践」です。
知識に逃げてしまうのは、あなたの「防衛本能」
水泳の本をいくら読んでも
泳げるようにならないのと同じで、
知識や理論も「体」で覚えない限り、
自分の血肉にはなりません。
「知っている」と「できている」の間には、
実はとても大きな隔たりがあるのです。
特にトラウマや強いストレスを抱えている方は、
感情を感じきったり、体の感覚に意識を向けたり
することが苦手な傾向にあります。
それは「怖い」からです。
そして「不快」だからです。
体や心に意識を向けることは、
時にとても勇気がいることです。
だからこそ、安全な「思考の世界(知識や情報)」
へ避難して、安心したくなってしまうのです。
それは自分を守るための大切な「防衛本能」。
良い・悪いの問題ではありません。
今までそうやって必死に自分を守ってきた
一生懸命な自分自身を、
まずは労ってあげてください。
「小さな実践」が、何よりの安心材料になる
もし本当に今の状況を変えていきたいと
願うのなら、情報を集める手を少し休めて、
「小さな実践」を積み重ねることに
意識を向けてみてください。
「100時間の動画視聴」よりも「1分の体感」が、
あなたの心を整える大きな一歩になります。
小さな実践といっても、
難しいことではありません。
- スマホを置いて、1分だけ自分の呼吸が「浅いかな?深かな?」と眺めてみる。
- 温かい飲み物を一口、喉を通る感覚をじんわり味わってみる。
- 今座っている椅子の感触や、お尻にかかっている重さを感じてみる。
そんな、何気ないことからでいいのです。
ネットでの情報収集が止まらないとき、
その奥であなたの心は、何と叫んでいますか?
何か、直視するのが怖くて
目を背けているものはありませんか?
ほんの少しだけ、
ご自分の心に問いかけてみてくださいね。
スマホを閉じられないのは、それほどまでに
心が「安心」を求めて一生懸命だから。
まずはそんな自分に「お疲れ様」と
声をかけてあげましょう。

カウンセリングのご案内
ネットで情報を探し続けてしまうとき、
一人で向き合うには少し重すぎる「怖さ」が、
その情報の山の陰に
隠れているのかもしれません。
知識を増やす段階から、安全な環境で
「体感」へと踏み出す段階へ。
私のカウンセリングでは、
あなたが「頭」で安心を探すのではなく、
ご自分の「心と体」で確かな安心を
感じられるよう、対話とワークを通じて
丁寧に伴走します。
情報を集める手を少し休めて、
一度お話ししてみませんか?
あなたが一生懸命に求めてきた「本当の安心」
を、一緒に見つけていきましょう。
もし長い記事が疲れるなと感じたら、
エッセイカテゴリーに短めの文章もあります。
気軽に読める内容なので、
ちょっとした息抜きにどうぞ。
あなたの心が軽くなる一言が
見つかるかもしれません。
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