承認欲求に悩むあなたへ「もっと認められたい」がラクになる3つのステップ
承認欲求が強くてしんどい・・・そんなふうに感じたこと、ありませんか?
「なんで私ばっかり評価されないんだろう」
「もっと認めてほしい。誰か気づいてよ」
「SNSで“いいね”が少ないだけで、なんか落ち込む」
そんなふうに感じることがあったら、それはあなたが弱いわけでも、ダメな人間なわけでもありません。
人には誰にでも、承認欲求という心のしくみがあります。
誰かに認められたい。必要とされたい。愛されたい。
それはとても自然な、そして大切な心の一部です。
でも、その承認欲求が強すぎると、しんどくなることもありますよね。
今回は、「承認欲求に悩む」あなたが少しラクになるためのヒントを、3つのステップでお届けします。

STEP1:まずは“承認欲求に悩む”自分を責めない
「また人の目を気にしちゃった」
「また“いいね”の数を気にしてる…私っておかしいのかな」
そんなふうに、自分を責めてしまうことありませんか?
でもまず大事なのは、
「私は認められたいって思ってるんだな」と気づいて、その気持ちを否定せずに受け止めてあげること。
承認欲求って、本当は「愛されたい」「わかってほしい」っていう、とてもやさしくて健気な気持ちの裏返しなんです。
誰かに気づいてほしかった、誰かに「がんばってるね」って言ってほしかった。
そう思っていた自分に、「そうだよね」って声をかけてあげるだけでも、心は少し緩みます。
STEP2:「どのパーツが欲しがってるのか」に気づいてみよう
パーツ心理学では、私たちの中にはいろんな「パーツ(部分)」が存在していて、それぞれが別々の思いや役割を持っていると考えます。
たとえば、あなたの中の「がんばり屋さんのパーツ」が、「もっと認めてもらわないと、存在価値がなくなる!」と叫んでいるかもしれません。
あるいは、小さい頃に親に十分認めてもらえなかった「傷ついた子どもパーツ」が、「どうしてもわかってもらいたい」と必死に求めているのかもしれません。
承認欲求が強くてしんどいときは、
「この気持ちは、どのパーツの声なんだろう?」って、そっと内側に目を向けてみてください。
「この子が、ずっとさびしかったんだな」
「この子が、誰かに“よくやってるね”って言ってほしかったんだな」
そんなふうに気づいてあげることが、自分への優しさになります。
STEP3:自己肯定感は“外から”じゃなく“内から”育てる
「誰かに認められたら安心できる」
「褒められたら、自信がつく」
それも悪いことじゃないし、人との関わりの中で得られることもたくさんあります。
でももし、「誰かに認められないと不安」「評価されないと落ち着かない」という状態が続いていたら、それはちょっとしんどいサインかもしれません。
なぜなら、承認欲求を“外側”だけで満たそうとすると、一時的に安心できても、すぐに「もっともっと」となってしまうからです。
これは、バケツに穴が開いてる状態で水を注ぐようなもの。
どれだけ注いでも、満たされない。
だからこそ、自己肯定感は「内側」から育てていくことが大切です。
パーツの声に耳を傾けて、少しずつ安心させてあげることで、心の中の“安全基地”ができてきます。

もし、ひとりではしんどいと感じたら・・・
承認欲求に悩んでるときって、自分を責めてしまったり、何が正解かわからなくなったりしませんか?
「このままじゃダメな気がする」
「でも、どうしたらいいかわからない」
そんな気持ちを、ずっとひとりで抱えてきたのだとしたら・・・
どうか無理しないで。
その気持ち、あなたが弱いからじゃないよ。
それだけ、ずっとがんばってきた証です。
私のカウンセリングでは、そんなあなたの気持ちを、ジャッジせずに、やさしく受けとめることを大切にしています。
あなたの中にいる“認められたがってるパーツ”の声を、一緒に聴いていけたら嬉しいです。
まずは「話してみようかな」って思ったタイミングで大丈夫です。
お待ちしていますね。
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気軽に読める内容なので、ちょっとした息抜きにどうぞ。
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