無価値感はどこから来たの?幼少期の心の声が無価値観の原因?

この記事の内容

無価値感の源、実は幼少期の“当たり前”に隠れているかもしれません


「どうせ私なんて」
そんなつぶやき、あなたにも心当たりはありませんか?

褒められても「たまたまだっただけ」と思い、誰かに話しかけられても「気を遣われているだけかも」と感じる。
小さな失敗で「やっぱり私はダメだ」と自分を責めてしまう。

これらは単なる気分ではなく、無価値感を抱えているサインかもしれません。

無価値感とは、「私は価値がない」「存在している意味がない」と感じる信念のこと。
この感覚が根深いと、こんな影響が現れやすくなります。

  • 自己肯定感が低くなる
  • 周囲と比較して苦しくなる
  • 承認を過剰に求める
  • やる気や生きる意味を見失いやすい

でも安心してください。
この無価値感は「あなたのせい」ではありません。
そして、変えることもできます。

この記事では、

  • 無価値感とは何か
  • 無価値観はどうやって生まれたのか
  • 無価値観の影響とサイン
  • 無価値観を少しずつ和らげる方法
  • 心と体を整えるケア

を、やさしく詳しくご案内していきます。
まずは「無価値感の正体を知る」ことから、一緒に始めましょう。



無価値感はこうして生まれる


例えば子どもの頃、親から「あなたなんて生まなければよかった」や「本当にダメな子ね」といった直接的な否定の言葉がなくても、

  • 楽しそうにしていると嫌味を言われたり
  • 親に話しかけても邪険にされたり
  • 親がいつも(子どもの責任でなくても)不機嫌だったり

すると、子どもは無邪気でいることが難しくなります。

楽しむことに罪悪感を感じたり、親に話しかけることすらためらうようになるのです。

子どもは言葉で感情をうまく表現できませんが、こうした日常の繰り返しで「自分は大切にされていない」と感じてしまいます。

「大切にされない私」
=「私には価値がない」
=「無価値感」

となってしまうのです。



子どもですから、この心の仕組みを理解できていませんが、心の深いところに「自分には価値がない」という感覚が刻まれます。

自分でもいつからそう感じるようになったのか、理由がわからないことが多いです。

幼少期の繰り返しの中で、少しずつ無価値感が強まったためです。

特別な大きな出来事がなくても、日常的に無価値感が強化される環境にいれば、無価値感は立派な「信念」になってしまいます。

無価値観を抱えているイメージを、膝を抱えてうずくまっている女性の画像で表現



無価値感の特徴


無価値感の主な特徴は以下の通りです。

  1. 自己否定
  2. 他人と比較しがち
  3. 過剰な承認欲求
  4. 無気力

これらのうち一つでもあると生きづらさを感じますが、複数あるとその苦しさはさらに増します。

実際、多くの方がこれらをいくつか持ち合わせています。

でも、子どもの頃に染みついた価値観なので、自分でどうすればいいかわからないことも多いのです。

「誰でも存在しているだけで価値がある」なんて言われても、素直に受け入れられない。

無理に「私は価値がある人間だ」と思おうとしても、長年の信念を簡単に変えられず、強い抵抗感が出ることもあります。



小さな習慣から変えていくことが大切


何事も、大きな変化を一度に起こすより、小さなことを少しずつ積み重ねることが大切です。

無価値感も日々の生活の中で繰り返し信じ込んでしまったもの。

まずは無価値感を持ってしまった自分自身を認めてあげてください。

無価値感を抱いたのは、そうするしかなかった幼い自分の必死な選択だったのです。

そのことを認めてあげるだけでも、心は少し軽くなります。

これからは、無価値感を少しずつ和らげていく道を選んでいけばいいのです。



無価値な人はいません。誰でも何者にもなれるのです


少し話が逸れますが、雅楽師の東儀秀樹さんが以前のインタビューで、息子さんが小さい頃「どんなときでも息子が話しかけてきたら手を止めて、話を聞く」と話されていました。

息子さんにとって「今」は今この瞬間しかないから、それを後回しにしてはいけないという考えです。

とても素晴らしい姿勢で、頭ではわかっていても実践できる親は多くありません。

東儀さんの息子さんは、そんな父親の姿を見て、自分が大切にされていると感じていたでしょう。

このような理想的な環境で育てられなかったとしても、無価値感を持ってしまったのは決してあなたのせいではなく、当時の環境を生き抜くための「仕方なかった選択」だったのです。

だからこそ、その信念は必要がなくなれば、少しずつ手放していいのです。

無価値観を手放すイメージを、ハート型の植物の画像で表現



無価値感を和らげる方法


無価値感をやわらげるために効果的なことは、

  1. 信頼できる人に話す
  2. 自分を受け入れる
  3. 完璧主義をゆるめる
  4. 小さな成功体験を積む

などが挙げられます。


無価値感を持つ方は、緊張が強く交感神経が優位になりやすい傾向があります。

不安や緊張が強いと、無価値であってはいけないとがむしゃらに頑張りすぎ、結果として心身の不調を抱えやすくなります。

当カウンセリングルームでは、不安や緊張、イライラで固まった体にアプローチしながら、無価値感を和らげるサポートをしています。

あなたも無価値感を手放して、新しい一歩を踏み出しませんか?




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