この度、出家します(嘘です)
実は以前、あるクライアント様から「miwakoさんは、悩んでいる人の駆け込み寺ですね」というお言葉をいただきました。
私の所に来てくださる方は、他所でカウンセリングを受けたものの効果を感じられず・・・という方が多いです。
私自身、初めてカウンセリングを受けたのは25年くらい前です。
何回か通いましたが、ただ私が話してカウンセラーがフンフン、ハイハイ言ってるだけで何か質問をされたり、何らかの心理療法がされることはありませんでした。
これなら友達に話を聞いてもらった方がマシじゃないかと思い、私は通わなくなりました。
またカウンセラーが大学を出たばかりの若い女性だったこともあり、私自身が「こんな若い人に私のつらさがわかるわけがない」と勝手に思い込んでしまったのも、カウンセリング失敗の一因でした。
私はカウンセラーやカウンセリングに不信感を持ち、その後私の中から「カウンセリングを受ける」という選択肢が消えました。
もし私がこの時、本当に自分に合うカウンセラーに出会えていたら、私の生きづらさは25年前に少しは軽減していたかもしれません。

クライアント様は、生きづらさを抱え少しでも楽になりたいと情報を集め、勇気を出してカウンセリングに申し込みます。
これはとってもハードルが高いことだと私は思います。
それなのに、カウンセラーからお説教されたり、ダメ出しされたりまたは全く効果を感じられなかったり
そんなことが続くと、絶望感を感じてしまうと思うんですよね。
私も過去に体調不良であらゆる療法を受けまくり、そのたびに「今度こそ!」と思うものの、毎回絶望するというのを繰り返してきたので、時間とお金を失うことももちろんなのですが、何より「今度こそ!」の思いが裏切られたつらさはたまらないものがあると思うのです。
だから私はクライアント様の「今度こそ!」の思いに応えられるよう一生努力していくつもりですし、日常ほとんどの時間をクライアント様が少しでも良くなるにはどうしたらいいのか考えて過ごしています。
(関連記事:話すだけのカウンセリングでは、トラウマ症状がなくならない理由)
そんなわけで、派手さはなくても「悩んでいる人の駆け込み寺」的な存在になれたら嬉しいな~と思っています。
まぁ、出家はしませんが(笑)
