ありのままの自分で生きる方法~感情を受け入れて生きづらさを軽くするヒント

この記事の内容

ありのままの自分で生きることに悩むあなたへ


秋分の日、西本願寺のお彼岸法要に
参拝させていただきました。



私は浄土真宗の信徒ではないのですが、
関西に少ない宗派であることや、
もともとお寺との関わりが
薄い家庭だったこともあり、
自然とご縁をいただいて
足を運ぶことが多いのです。

西本願寺や東本願寺は「誰でもどうぞ」という
懐の深さを感じさせてくれる場所。


違う宗派である私でも
安心して参拝できる空気に包まれていて、
心が落ち着いていくのを感じます。

その日、法要のあとに
僧侶の方がお話をされました。
その中で「ありのままの自分で生きること」
に深くつながる気づきがありました。



今日はその学びを、
同じように生きづらさを抱えている方へ
お届けしたいと思います。



ありのままの自分で生きることの大切さ


私たちは日々、
いろいろな感情の波に揺れながら生きています。

・思わずイライラしてしまう日

・どうしても感謝の気持ちが湧いてこない日

・誰かに優しくできない自分を責める日




こうした感情を「こんな自分じゃダメだ」と
否定してしまうことはありませんか?

特に女性は、家庭や職場で
「いい人でいなきゃ」
「感謝できる自分でいなきゃ」と
無意識に思い込んでしまうことがあります。



けれど、実際には人間ですから、
感謝できない日も怒りが出る日もあって
当然なのです。

「ありのままの自分で生きる」というのは、
そんな感情を無理に押さえ込むのではなく、
湧きあがったそのままの気持ちを
認めてあげること。



「今日の私はイライラしてるな」
「感謝できない日もあるんだな」
——そう気づいて受け止めることが、
心を軽くする第一歩になります。

感情に善悪をつけるのではなく、
その瞬間の自分をそのまま受け止める。



それが、ありのままの自分で生きるために
大切な土台なのです。



西本願寺で聞いた法話から学ぶ「ありのままの自分で生きる」ヒント


お彼岸法要のあとに、
僧侶の方がこんなお話をしてくださいました。

「イライラしながら唱えたお経」と
「感謝しながら唱えたお経」。
どちらにご利益があると思いますか?

直感的に「感謝しながら唱えた方だろう」と
思う方が多いかもしれません。



でも、答えは意外で
正解は「どちらも同じ」だったのです。

私たちはつい、
「怒りながらお経を唱えるのは良くない」
「感謝して唱えた方がご利益があるはず」と
考えてしまいます。



けれど、それは人間の側の
思い込みに過ぎないのだそうです。

阿弥陀様は、人がどんな感情を抱えていようと、
時間や場所に関わらず、
分け隔てなく必ず救ってくださる存在。



つまり「感謝しているからOK」
「怒っているからダメ」という区別は、
本来ないということなんですね。

このお話を聞いたとき、私はハッとしました。
なぜなら、私たちは日常でも同じように
「感謝できない私はダメだ」
「怒ってしまう私は良くない」と、
自分を責めることが多いからです。

でも、本当は——
怒っていても
感謝できなくても
落ち込んでいても

そのままの私たちを、
すでに受け止めてくれている大きな存在がある。

そう考えると、私たちが目指すべきは
「無理に感謝の気持ちを作ること」ではなく、
どんな感情も「これが今の私」と
受け入れること
なんだと感じました。


この気づきは、「ありのままの自分で生きる」
ための大切なヒントです。



無理にポジティブになろうとしなくても、
感謝の言葉を絞り出さなくてもいい。



ただ「今日はそんな気分じゃない」と
気づくだけで、もう一歩心が楽になれるのです。

ありのままの自分を受け入れるイメージを、紅葉の中で微笑むお地蔵さんの画像で表現



感情に善悪をつけるクセが生きづらさを生む


私たちは日々、
さまざまな感情と向き合いながら生きています。



怒り、悲しみ、焦り、嫉妬、羨望・・・
どんな気持ちも自然に湧き上がるものです。

ところが、多くの人がその感情に
「善悪のラベル」を貼ってしまいます。


例えば、

  • 「怒ってはいけない」

  • 「落ち込む自分はダメだ」

  • 「嫉妬してはいけない」


こうしたジャッジは、
社会や親から受け継いだ価値観や
常識によって無意識に形成されていきます。



特に私たち女性は、他人を気遣い、
場を和ませる役割を求められることが多いため、
「感情を抑え込むクセ」がつきやすいのです。

でも、考えてみてください。
もしこの世界に自分しかいなかったら、
怒りや悲しみを「悪いもの」と
決めることはありません。



感情には本来自然な善悪はなく、
ただ「その瞬間の自分の真実」
あるだけなのです。

ところが私たちは、
親や社会の価値観を通して
「これは良い」「これは悪い」と判断してしまう。



その結果、「ありのままの自分で生きる」ことが
難しくなり、生きづらさを感じてしまうのです。

さらに厄介なのは、
感情をジャッジするクセは
自分に向くだけでなく、
他人に向かうこともある点です。

  • 「あの人は感謝が足りない」

  • 「この人は怒ってばかり」

こうして自分と他人の両方を評価してしまうと、
心は休まる暇がありません。



でも、感情の善悪にこだわらず
「ありのままの自分で生きる」ことを
意識すると、少しずつ自分にも他人にも
優しくなれるのです。

ここでお伝えたいことは、


生きづらさは、
感情にジャッジをするクセから生まれる

ということです。



まずは、自分の感情をジャッジせず、
「今の自分をそのまま受け入れる」という
小さな一歩から始めてみましょう。



ありのままを受け入れることが人間関係も楽にする


私たちは日々、家族や職場、友人など
多くの人と関わりながら生きています。



その中で、
「本当はこう思っているけど、言えない」
「こんな自分を見せたら嫌われるかも」と
感じることはありませんか?

それは、自分の感情や状態に
ジャッジをつけてしまうから起こります。

  • 「怒ってしまう自分はダメ」

  • 「悲しむ自分は弱い」

こうした気持ちを抑え込むと、
無理に明るく振る舞ったり、
笑顔を作ったりしなければならず、
心はどんどん疲れてしまいます。

でも、「ありのままの自分で生きる」
ことを意識すると、状況は少し変わってきます。



例えば、職場でイライラしてしまった
自分を認めるだけで、
無理に怒りを隠す必要がなくなります。



それにより、他人に対しても
余裕を持って接することができ、
無意識に人間関係が穏やかになるのです。

また、家庭や友人関係でも同じことが言えます。
「今日は子どもにイライラしてしまった」
と認めるだけで、自分を責める時間が減り、
余計なストレスも減ります。



結果として、
家族や周囲の人に優しくなれる瞬間が増え、
相手も自然と心を開きやすくなるのです。

つまり、「ありのままの自分で生きる」ことは、
自分の心を守るだけでなく、
他人との関わりも穏やかにする力がある
のです。

もちろん一度に
完璧にできるわけではありません。



「今日はできた」「今日はまだ難しい」と
一歩一歩の積み重ねで大丈夫。



少しずつ「どんな自分でも良し」
受け入れる意識を持つことで、
人生全体が少しずつ楽になっていきます。



「ありのまま」と「成長しない」は違う


「ありのままの自分で生きる」と聞くと、

  • 「これでいいの?努力しなくてもいいの?」
  • 「成長を諦めることになるのでは?」

と心配になる方もいるかもしれません。

でも、ここで大切にしたいのは、
自己受容と成長は両立できるということです。



「ありのままの自分を受け入れる」とは、
自分の感情や状態を否定せず、
その瞬間の自分を認めること。



それは「成長しなくていい」
「努力しなくていい」という
意味ではありません。

むしろ、自分を否定せずに認めることで、
心の余裕が生まれます。
余裕ができると、
無理に自分を変えようとする焦りや
自己否定が減り、自然と前向きな変化が
起こりやすくなるのです。

例えば、仕事や家庭で失敗して
落ち込む日もあるでしょう。



そのとき「ダメな自分だ」と責め続けるより、
「今日はうまくいかなくてもいい。
今の私も大切」
と思えるだけで、次に何をすればいいか
冷静に考えられます。
これこそが、自己受容と成長を両立する力です。


また、ありのままを受け入れることは、
他人との関わりでも大きな効果をもたらします。



自分を否定しない心の余裕があると、
他人の感情や失敗も受け止めやすくなり、
無理に自分をよく見せようとする
必要がなくなります。



結果として、周囲の人との関係も
穏やかで安心できるものになっていきます。

ですから、
「ありのままの自分で生きる」というのは、
自己肯定を高めるだけでなく、
人生を前向きに動かすための土台なのです。



完璧を目指すのではなく、
今の自分を受け入れること。
それが、長く続く安心感や
生きやすさにつながります。

成長するイメージを、大木から生えた新しい枝の画像で表現



生きづらさを抱えるあなたへのメッセージ


ここまで読んでくださった皆さんに、
改めて伝えたいことがあります。

私たちは日々、
さまざまな感情を抱えながら生きています。
嬉しい日もあれば、悲しい日もある。
怒りを感じる日もあれば、
何も手につかない日もある。

でも、どんな自分でも、
それが今のあなたの真実です。
感謝できる日も、できない日も、
落ち込む日も、怒ってしまう日も、
すべて含めて「ありのままの自分」です。

大切なのは、その自分を否定せず、
受け入れること。
無理に「良い自分」を作る必要はありません。
今日の自分をそのまま認めるだけで、
心は少しずつ軽くなり、
生きやすさが生まれてきます。

そして忘れてはいけないのは、
自己受容は成長を妨げるものではない
ということです。



ありのままを受け入れることで
心に余裕が生まれ、自然と前向きな変化や
成長も進みやすくなるのです。

この考え方は、
仏教の教えにも通じています。



阿弥陀様は、感謝しているかどうか、
怒っているかどうかにかかわらず、
私たちを分け隔てなく
受け入れてくださる存在です。



それを思い出すだけでも、
今の自分を少し優しく
見つめられるようになります。



安心して話せる場のご案内


もし一人で「ありのままの自分」を
受け入れるのが難しいと感じる日があれば、
安心して話せる場を持つことも大切です。

私のカウンセリングでは、
どんな感情もジャッジせず、
ありのままのあなたを受け止めることを
大切にしています。


怒りや悲しみ、焦り、感謝できない気持ち、
どんな気持ちも否定されることはありません。

「こんな自分でいいのかな」と迷ったとき、
誰かに安心して受け止めてもらう経験は、
自分を認める力を育てる大きな一歩になります。

少しでも心が軽くなるきっかけが欲しい方は、
ぜひ安心できる場でお話ししてみてください。


あなたがどんな自分でも大切にされる体験は、
きっと「ありのままの自分で生きる」
力になります。



もし長い記事が疲れるなと感じたら、
エッセイカテゴリーに短めの文章もあります。
気軽に読める内容なので、
ちょっとした息抜きにどうぞ。
あなたの心が軽くなる一言が
見つかるかもしれません。
エッセイはこちら

 

 

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