親が我慢していたら自分も我慢してしまうアダルトチルドレンの生き方
アダルトチルドレンは親が苦労したり我慢をしていたら、自分も親に合わせて我慢の人生を生きようとします。
自分だけ楽しむことに罪悪感を覚え、我慢をすることに価値を見出そうとします。
私の話しをさせていただくと
私は子供の頃、母がなぜ父と離婚をしないのかずっと不思議でした。
すぐ怒鳴る、キレる、暴力を振るう。
なぜ母はこんな父と一緒にいるのだろうと子供心に思っていました。
でも実は母はずっと父と離婚をしたいと思っていたんです。
自分の兄弟に何度も相談をしていたそうです。
私はそれを随分後に聞かされました。
離婚したいと思いながらも「子供に不憫な思いをさせないだろうか?経済的にやっていけるのだろうか?」
母はその思いの狭間で悩み、結局離婚しないという選択をしました。
それはひとえに子供のことを思っての決断でした。
私がその話を親戚から聞いたとき
「私のせいで、大好きな母に我慢の人生を強いることになってしまった」と思いました。
「私さえいなければ母は自由な人生を選ぶことが出来たのに・・・」
家で泣いている母を見るたびに自分が母を不幸にしたのではないかとさえ思いました。
そうして子供の私が考えたことは
「子供のためを思って我慢の人生を選んでくれた母に報いるため、私も我慢しなくちゃ!」
「もっともっと我慢しなくちゃ!」
「自分は幸せになってはいけない!」でした。
この不幸になる信念は厄介なことに子供の頃だけでなく、大人になってからの生き方にも影響を及ぼします。
我慢することに価値がある、楽しむことに罪悪感がある、リラックス出来ない。
人生は本来楽しいものであるはずなのに、自分に不自由な制限を沢山かけた生き方になってしまいます。
ですが、子供の頃に知らず知らずに刷り込まれたこれらの価値観は、自分ではなかなか自覚することが出来ず、また自覚したとしても簡単に変えることが出来ません。
無条件に子供を愛せない親はごくまれにいますが、無条件に親を愛していない子供はいません。
子供はいつだって親のためを思って生きています。
その環境に適応しようと自分を抑圧します。
親が苦労していたら自分も苦労しないといけないと思います。
あなたにはそのような価値観はありませんか?
もしそのような価値観をお持ちだったら
ぜひ考えてください。
こんなに優しい子供だったあなたが、大人になってまで生きづらさを抱えて生きないといけないって辛すぎませんか?
今までよく頑張ってきたね。耐えてきたね。
でももうそんな我慢しなくていいよと自分を解放してあげましょう。
アダルトチルドレンは世代間連鎖します。
あなたの苦しみをあなたの子供や孫に受け継がせないためにも、あなたの代で断ち切りませんか?
この記事が誰かのお役に立てますように。
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