「強み」と「トラウマ」はつながっている 〜つらい経験の裏にある、あなたの本当の力〜

この記事の内容

つらい経験の中にも「ギフト」がある


誰にでも「強み」と呼べるものはあります。でも、その強みの“根っこ”に、つらかった経験があることに気づいている人は少ないかもしれません。

私自身のことを例にお話させてください。
私は今、「人間関係であまりストレスを感じない」ことが自分の強みのひとつだと感じています。

もちろん、相性の違いや価値観のズレは感じます。でも「この人のことがどうしても無理」とまで思うことは、ほとんどありません。
それはなぜか? その背景には、家族との関係、特に「姉」との長年の関わりがあります。



私が「人間関係のストレス」に強くなった理由


姉との関係は、私の人生の中で最も大きなトラウマの一つでした。
小さい頃から、彼女の言動にふりまわされ、心が傷つくことがたくさんありました。

正直、「もう顔も見たくない」と思ったこともあります。
でも同時に、私はずっと「姉だから」という理由で関係を切ることができず、なんとか距離感を調整しながら生きてきました。

長い年月をかけて、その中で自然と身についたのが、

  • 他人のクセを受け入れる力
  • 距離の取り方を見極めるセンサー
  • 嫌いになりきらずに、関係を保つ工夫

そういった人間関係の“技術”や“器”でした。



トラウマは、私の「強さ」を育てた


この姉との関係が、私にとって大きなトラウマだったのは間違いありません。
けれど、あの経験がなければ、私はここまで「人間関係を冷静に見られる自分」にはなっていなかったと思うのです。

「姉に比べれば・・・」
そう思うことで、少々理不尽な人に出会っても、心があまり揺れ動かなくなりました。

トラウマから生まれた私の強み。
苦しかったけれど、確かに今の自分を支えてくれている要素です。



「強み」は、乗り越えたあとに見えてくることがある


つらい最中は、何も見えないかもしれません。
でも、その時間をくぐり抜けたあと、振り返って初めて「あれが強みになっていた」と気づくことがあります。

あなたにも、そんな経験はありませんか?

  • 「我慢強さ」
  • 「人に優しくできること」
  • 「空気を読める繊細さ」

もしかしたら、すべては過去の苦しい経験が育ててくれたものかもしれません。



「こんな自分はイヤだな」が、実は宝物だったりする


多くの人が、自分の「短所」ばかりに目がいきます。

  • 傷つきやすい
  • すぐに不安になる
  • 人に合わせすぎる

そんな性質を「ダメな自分」と責めてしまう。でも、見方を変えれば、

  • 傷つきやすさは、人の痛みに気づける「感受性」
  • 不安は、危険を察知できる「センサー」
  • 人に合わせる力は、場の空気を読む「調和力」


こんなふうに、自分の一部を肯定的に見ることができるのです。



あなたの「しんどさ」は、強みに変わる可能性を秘めている


どんな人にもトラウマはあります。
生きているだけで、傷ついたり、傷つけられたり、つらいことのひとつやふたつ、抱えていて当たり前です。

でも、その傷の中に、必ず何か「意味」があります。
あなただけの経験が、あなただけの視点を育ててくれる。
そしてそれは、他の誰かを癒す力にもなり得るんです。

他の誰かを癒す力のイメージを、複数の色とりどりの人形が笑っている画像で表現



「あなたの強み」は、必ずどこかにある


私は、長年「姉」との関係に苦しんできたけれど、だからこそ「人に対する許容範囲」が広がったと思っています。
しんどかったけど、きっと姉がいなかったら、私はもっと狭い世界で生きていたかもしれません。

同じように、あなたにも「つらかったけど得られたもの」があるはずです。



あなた自身では気づきにくい「強み」もある


自分のことって、実は自分では見えにくいものです。
「これって強み?」と思っていたものが、実はすごく価値あることだったりします。

だからこそ、ひとりで抱え込まずに、誰かと一緒に言葉にしてみるのもおすすめです。



強みとトラウマ、両方を抱えて生きるあなたへ


つらい経験をなかったことにする必要はありません。
でも、その経験を「ただの痛み」で終わらせてしまうのは、もったいないと思うのです。

あなたのトラウマの裏には、きっとあなただけの強さが隠れています。
その強さは、今後の人生において、あなたを何度も支えてくれるでしょう。

強みが今後の人生を支えてくれるイメージを、花開くチューリップの画像で表現



あなたの「強み」、一緒に見つけてみませんか?


「私には何の強みもない」と思っている方にこそ、お伝えしたいことがあります。
それは、あなたがここまで生きてきたということ自体が、すでに強みの証だということ。

カウンセリングでは、これまでの経験や感情を丁寧に振り返りながら、あなた自身がまだ気づいていない「本当の強み」を一緒に見つけていきます。

「つらかった記憶」が、あなたの人生を支える「力」になるように。
どうか一人で抱え込まず、お話を聞かせてくださいね。




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