不安やイライラが減る理由とは?セロトニンと安心感の関係を解説

この記事の内容

セロトニンで安心感を取り戻すには?心が落ち着かないあなたへ


トラウマや過去のつらい経験があると、
心が落ち着かず不安やイライラを感じやすく
なりますよね。



「どうして私は安心できないんだろう」と
自分を責めてしまうこともあるかもしれません。

実は、私たちの心の安定には セロトニン という
ホルモンが深く関わっています。



セロトニンは「幸せホルモン」や
「安定ホルモン」と呼ばれ、
気持ちを穏やかにし、安心感を生み出す
働きがあります。





この記事では、セロトニンが不足すると
起こること、増やす方法、そして安心感との
関係を初心者でもわかりやすく解説します。



今日から少しずつ心を整えるヒントを
お届けします。



セロトニンって何?心と体を整える幸せホルモン


セロトニンは、脳や体にある
神経伝達物質 の一つで、気分の安定や
心の落ち着き、食欲や睡眠など
幅広い働きを持っています。

「幸せホルモン」「安定ホルモン」とも呼ばれ、
セロトニンが十分に働くと、イライラしにくく、
穏やかな気持ちで過ごしやすくなります。



逆に不足すると、気持ちが沈みやすく、
不安や眠れない夜が続くことがあります。

例えば、朝日を浴びたり、
軽く体を動かしたあとに気分が少し落ち着く
経験はありませんか?



これもセロトニンの働きによるものです。
実際、WHOの報告でも、セロトニン不足は
うつ症状や不安症状と関連していると
指摘されています。

セロトニン不測のうつ症状のイメージを白黒のカラスが飛んでいる画像で表現



トラウマ経験とセロトニンの関係


過去にトラウマを経験すると、
脳のセロトニン系が過敏になったり、
分泌が不安定になりやすいことがあります。


そのため、安心感を感じにくく、
気持ちが落ち着かない状態が
続くことがあります。

身近な例でいうと、
「休みたいのに心が休まらない」「夜眠れない」
「ちょっとしたことでイライラする」といった
感覚です。



これらは単なる「気の持ちよう」ではなく、
脳や体の生理的な反応でもあるのです。

研究によると、PTSDやトラウマ経験者は
一般の人よりセロトニン系の働きが
低下していることが確認されています。



だからこそ、セロトニンを意識して
増やすことは、安心感を取り戻す
大きな助けになります。



セロトニンが不足すると起こること


セロトニンが不足すると、
心と体にさまざまな変化が起こります。

気分の落ち込みや憂鬱感
なんとなくやる気が出ない日が増える

不安やイライラが増える
小さなことでも心がざわつきやすくなる

眠れない・眠りが浅い
寝つきが悪く、夜中に目が覚めやすくなる

食欲の乱れ
過食や食欲不振、甘いものに頼りやすくなる



セロトニンが増えると心はどう変わる?


逆に、セロトニンがしっかり働くと、
心と体は次のように安定します。

  • 気持ちが落ち着き、穏やかになる
  • 集中力や判断力が安定する
  • 睡眠の質が良くなる
  • ポジティブな気持ちになりやすい

例えば、朝日を浴びながら散歩すると、
心が少し軽くなったり、仕事や家事に
集中しやすくなる体験を
したことはありませんか?



これはセロトニンの分泌が
促されているからです。

安心感は突然得られるものではなく、
こうした小さな変化の積み重ねによって
育まれます。



毎日の生活でセロトニンを自然に増やす方法


セロトニンは、薬に頼らなくても
日常生活で増やすことができます。



トラウマのある方でも取り入れやすい方法を
ご紹介します。


朝日を浴びる

太陽の光を浴びることで
脳内のセロトニンが活性化します

朝起きたらカーテンを開けて
日光を浴びる、5〜10分の散歩でも効果あり

うつ症状改善にも効果があると報告されています


軽い運動を取り入れる

ウォーキングやヨガ、ストレッチなど
20〜30分程度で十分

トラウマ経験者は無理せず、
自分のペースで行うことが大切

運動後に「少し気分が落ち着いた」と
感じるのもセロトニンの働きです


食事でサポート

セロトニンは「トリプトファン」という
栄養素から作られます

卵、乳製品、ナッツ、バナナなどを
取り入れると効果的

ポイントはバランスの良い食事。
過度な制限は逆効果です


睡眠リズムを整える

朝起きて日光を浴び、夜は暗くして眠ることで
自然にセロトニンが働きやすくなる。

セロトニンは夜になるとメラトニン
(睡眠ホルモン)に変化し、
眠りをサポートします


深呼吸やリラックス

ストレスを減らすことでセロトニンの働きが安定

お茶を飲む時間、ゆっくりお風呂に入る、
軽い瞑想など身近な方法でOK

セロトニンを増やすために散歩するイメージを、緑の中を歩く女性の画像で表現



セロトニンと他のホルモン・神経とのつながり


セロトニンは他のホルモンとも
深く関わっています。

  • メラトニン
    夜眠るために必要なホルモンで、セロトニンから作られる

  • オキシトシン
    安心感や信頼感を高めるホルモンで、セロトニンと相互作用

例えば、友達と話したり、笑ったりすると
オキシトシンが分泌され、セロトニンの働きも
影響されます。


小さな交流や笑顔も、安心感を育む
大切な習慣です。



安心感を育むための小さなステップ


セロトニンは「気持ちを穏やかにする・
心と体のバランスを整える」ホルモンです。

トラウマ経験で不足しやすくても、
日常生活で少しずつ増やすことができます。

朝日を浴びる、軽い運動、トリプトファンを
含む食事、睡眠リズム、深呼吸やリラックス
など、小さな習慣を積み重ねることが
安心感につながります。

「完璧にやろう」と思わなくても大丈夫。
今日できることから始めるだけで、
少しずつ心が落ち着いていく感覚を
実感できます。



カウンセリングのご案内


もし、毎日の不安やイライラが続き、
安心感を感じるのが難しいと感じているなら、
一人で抱え込まずにカウンセリングを受ける
という選択肢もあります。

私たちのカウンセリングでは、
トラウマ経験や心の傷に寄り添いながら、
セロトニンや神経系の仕組みを踏まえて、
安心感を少しずつ取り戻すセラピーを
行っています。

「自分の心を大切にしたい」
「穏やかな気持ちで毎日を過ごしたい」と
思ったときは、ぜひ気軽にご相談ください。


小さな一歩が、心の安定につながります。



もし長い記事が疲れるなと感じたら、
エッセイカテゴリーに短めの文章もあります。
気軽に読める内容なので、
ちょっとした息抜きにどうぞ。
あなたの心が軽くなる一言が
見つかるかもしれません。
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