悩みが尽きない人生をどう生きる?お大師さまの教えとカウンセリングの本当のゴール
悩みがなくなれば本当に楽になる?
「今のこの悩みがさえなくなれば、
きっと楽になれるのに」
そんなふうに思ってしまうことってありませんか?
人間関係や過去のトラウマ、
生きづらさを抱えていると、
どうしても「悩みがゼロになること」が
ゴールのようになってしまいがちです。
しかし、実は生きている以上、
次から次へと新しい悩みや課題が現れてくるのが
人生のリアルかもしれません。
今回は、京都の東寺で出会った
お大師さまの言葉を手がかりに、
「悩みが尽きない人生をどう捉え、
どう自分を立て直していくか」についてお話しします。
東寺のお大師さまの言葉に触れて
先日、京都の真言宗総本山である
東寺の近くに用事があり、
その帰りにふらっとお参りしてきました。
東寺では毎月、
「お大師さまのおことば」が書かれた紙を
自由にいただけるよう置いてくださっています。
そこでいただいた言葉の中に、
とても心に刺さる一節がありました。
「経路未だ知らず 岐(ちまた)に臨んで幾たびか泣く」
この言葉の意味を現代の言葉に訳すと、
次のような深いメッセージが込められています。
成功して助かって、もう泣かなくなることが救いではない。
岐路に立っては、失敗し泣き崩れた大地が、救いの仏地である。
失敗をご縁として深い世界を見出だせば、その失敗は大きな意味を持つ。
この解決のない世界から逃げ出さず、重たい荷物を背負える自分になることが本当の救いである。
実は私自身、20代後半から30代後半にかけてが、
人生で一番苦しい時期でした。
当時は今のようにSNSやネットの情報も少なく、
孤独の中で手探りでした。
そんな中で出会った仏教の教えが、
幾度となく私の心を救ってくれたのです。

悩みが消えない人生で、本当に必要な力とは
このお大師さまの言葉に触れたとき、
どこかカウンセリングの本質に
通じるものがあると感じました。
私たちは「悩みがなくなれば幸せになれる」
と思いがちですが、年を重ねるにつれ、
若い頃とはまた違った壁にぶつかります。
今の悩みが解決したとしても、
また別の悩みや不条理が訪れるのが人生です。
だからこそ大切なのは、
「悩みをゼロにすること」ではありません。
たとえこの先も失敗したり
泣いたりすることがあったとしても、
「今までも何とか乗り越えてきた私なら大丈夫」と、自分で自分を再び立ち上がらせる力
(レジリエンス)を育てることです。
人間だから、何度つまずいたっていい。
そう思える心が持てたとき、
それは大きな成長へとつながっていきます。

頭で分かっても変わらないのはなぜ?「体」からのアプローチ
こうした
「自分の心を立て直す力」を育てるうえで、
カウンセリングの現場でも
大切にしている視点があります。
アダルトチルドレン、機能不全家族、
毒親育ち、あるいは深いトラウマを
抱えている方ほど、頭で「こう考えよう」と
変えようとするやり方(トップダウン)だけでは、
なかなか生きづらさが
楽にならないケースが多くあります。
なぜなら、人間がショックな出来事や
人に対して起こす反応は、思考ではなく
「体の反射(神経の反応)」だからです。
頭でどれだけ納得させようとしても、
体が緊張や防衛モードに入っていれば、
根本的な安心感は得られません。
そのため当ルームでは、
思考へのアプローチだけでなく、
神経系や身体感覚へ優しく働きかける
アプローチ(ボトムアップ)を
組み合わせたセッションを行っています。
脳のバランスや体の感覚を
少しずつ取り戻していくことで、
反応そのものが和らいでいくのです。
カウンセリングで、ご自身の「安心の土台」を取り戻しませんか?
「頭では分かっているのに、
心が追いつかない」
「いつも同じパターンを
繰り返してしまう」
そんなお悩みをお持ちの方へ。
当カウンセリングルームでは、
一人ひとりの神経の状態やペースに寄り添い、
体と心の両面から本来の感覚を取り戻す
サポートを行っています。
ただお話を聞くだけではなく、
あなた自身が自分の足で
人生を立て直していくための「土台」を
一緒に育てていきませんか?
カウンセリングの詳細や
ご予約方法については、
以下のページよりご覧いただけます。
一人で抱え込まずに、
いつでも気軽にご相談くださいね。
もし長い記事が疲れるなと感じたら、
エッセイカテゴリーに短めの文章もあります。
気軽に読める内容なので、
ちょっとした息抜きにどうぞ。
あなたの心が軽くなる一言が
見つかるかもしれません。
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