季節を感じる心のゆとり、持てていますか?



先日外出先の近くのお寺の境内の奥に、一本だけ桜の咲いている木がありました。


奥の方だったので、観光客も気づいていないのか、誰も人がいなかったので独り占めしてきました。


皆さんにもちょっと春のおすそ分けです。






最近でこそ、四季を楽しみ季節の花や自然を楽しんでいますが、桜を見ながらふと思い出したことがありました。


私の母は20年以上前に突然倒れ、意識不明の状態が三か月続いたのですが、今と違って結構病院もあまり厳しくなく私は毎日母の病室の床に布団を敷いて泊まり込んでいました。


家にはシャワーをしに帰る時以外ほとんどの時間を病院で過ごしていました。


ある日、自宅でシャワーを浴び、母の病院へ向かっていた時、なぜだか覚えていませんが父も一緒にいました。


季節は秋で、私の通り道を秋祭りのだんじりが通りました。


父は立ち止まってだんじりを眺めていましたが、私は一刻でも早く母の病院に行きたいのに、だんじりに道を塞がれイライラしていました。



だんじり




立ち止まる父を置いて自分だけさっさと病院へ向かって歩き出していた時、後ろから父が「何をそんなイライラしてるねん」と言いました。


私は内心、父に対して「母が生きるか死ぬかの大変な時に、のん気に祭りなんか見てんじゃねーよ」と思っていました。


この頃の私は本当に心に余裕がなく、見るもの聞くもの全てに苛立っていました。


どうして優しい母がこんな目に遭わないといけないのか?
どうして私じゃなかったのか?
いや、どうして父じゃなかったのか?

とまで、思っていました。


この時のだんじりにも父にも何の罪もないのですが、心に余裕がないと全てに苛立ってしまうのです。


握り拳



思えば、この頃の記憶は母の病院にいたことくらいしかほとんど覚えていません。


秋から冬にかけての三か月、きっと紅葉もあっただろうに私の記憶からすっぽりと抜け落ちています。


そう考えると今、季節を感じ、楽しめて過ごせているのは本当にありがたいことなのだなと思います。





悩みや心配事がある時は脳のキャパがそちらに使われるので、楽しいことや心地よいことに意識が向きにくいですし、五感を感じるというのも難しいかもしれません。


ですが、悩みや不安の強い時ほどあえて心地よさを感じるよう意識していただきたいと思います。



その心地よさは、心の回復の大きな助けになってくれるのです。


寒く長い冬が終わり、ようやく春の訪れです。
色々悩みがある方も、少しだけ心地よい何かを探してみませんか?


春の訪れ






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