不安や後悔にとらわれない心を作る方法とは?
あなたは未来への不安や過去の後悔で頭がいっぱいになって、同じ悩みばかりが頭をグルグルしてしまうことはありませんか?
今日はそんなネガティブループにはまってしまった時の対策についてのお話しです。
マインドフルネスや「今ここ」という言葉をご存じの方も多いことかと思います。
ではなぜ「今ここ」を感じる必要があるのでしょうか?
例えば「抑うつ状態」というのは、過去の記憶がネガティブなものばかりに偏り繰り返されている状態です。
済んでしまった過去の出来事をいつまでも後悔し続けてしまいます。
また「不安障害」というのは、未来への展望がネガティブなものばかりに偏ってしまう状態です。
まだ起きてもいない未来への不安で頭がいっぱいになります。
過去の後悔や未来への不安を考えるのは人間だけだと言われています。
人間であるが故の高度な脳の仕組みが、悩みを増幅しているとも言えます。
しかし脳は危険を予知するためにネガティブ思考になりやすく、また新しいことを嫌うので、一旦ネガティブループにはまってしまうと、繰り返す傾向にありなかなか抜けるのが難しいのです。

ネガティブループにはまっている時というのは、心が過去や未来へ飛んでいて「今ここ」にいない状態になります。
だから意識的に心を一旦「今ここ」に戻す必要があるのです。
瞑想がいいと良く言われますが、瞑想をできない環境にいる時や瞑想が苦手な方でも実はとても簡単に「今ここ」を感じることができます。
それは、自分の体へ意識を向けるのです。
呼吸や、椅子に座っているならお尻の感覚、地面を踏んでいる足の裏の感覚など・・・
心がどれだけ過去や未来に飛んでいたとしても、体はいつも「今ここ」にいるのです。
だから体の感覚を感じることで、心を「今ここ」に連れ戻すのです。
自分が今ここに生きていると感じられたら、その瞬間は心は「今ここ」にいます。
悩みの根本解決の前に、一旦ネガティブループにはまっている自分を連れ戻すために「今ここ」を意識して感じてみてください。

体の感覚に意識を向け、少しずつネガティブループにはまっている時間を短くしていきましょう!
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