親の言葉にあなたが傷つかなくていい理由〜「毒親の言葉」に振り回されないために〜

この記事の内容

親の言葉にずっと苦しんできたあなたへ


「なんでそんなこと言うの?」
「私が悪かったのかな…」
「どうして、親なのに、こんなに傷つけることを言うんだろう」

こうした思いを、何度も胸の奥にしまいながら、気丈に振る舞ってきたあなたへ。


今日は、その胸の痛みにそっと寄り添いながら、「親の言葉にもう傷つかなくていい理由」を一緒に見つけていけたらと思います。



子どもの頃から、親の言葉がずっと苦しかった


多くのアダルトチルドレン(AC)の方が語るのは、親の言葉に傷ついてきた記憶です。

たとえば、

  • 「あんたなんか産まなきゃよかった」
  • 「だからあんたはダメなんだよ」
  • 「こんなこともできないの?」

そうした言葉を、あなたも心のどこかで覚えていませんか?



どんなに頑張っても認めてもらえなかったり、親の顔色をうかがって過ごしたり、傷つくたびに「自分が悪いんだ」と思い込んだり・・・

それは本当に、苦しくて孤独な日々だったと思います。



「親の言葉=真実」と思い込んでしまう仕組み


子どもにとって親は、世界そのものです。


まだ自分という存在も、善悪の基準も、わからない小さな時期に「あなたはダメ」「お前のせいだ」と言われ続けると、それが“真実”だと思い込んでしまうのです。

これは、脳の仕組み的にも自然なことです。
幼い頃の私たちの脳は、生き延びるために「親に従う」ことを最優先にするようにできています。
だからこそ、理不尽なことでも「私が悪い」と自分を責める方向に思考が働きやすいんですね。



でも、それはあなたがダメだったからではありません。
「生きるために、そうするしかなかった」
それだけなんです。


親からの傷つく言葉を信じるしかなかったイメージを泣いている女の子の画像で表現



親の言葉が「深い理由から出たもの」じゃないこともある


よく、「親だって完璧じゃない」「親もまた傷ついてきた人」という話を聞くことがあります。

たしかに、親自身も幼少期に愛されなかったり、心に傷を抱えていたり、未熟なまま親になった人も多いです。

でも、それがあなたが傷ついていい理由にはなりません。
それがあなたが我慢しなきゃいけない理由にもなりません。



親に傷つけられた側のあなたが親の事情にまで気を遣う必要なんて、本当はないんです。



親の言葉は「あなたの価値」とは関係がない


もう一度、はっきりお伝えしますね。

親の言葉=あなたの価値 ではありません。

どんなにひどい言葉を投げられても、どんなに存在を否定されても、それが「あなた自身」を定義するものにはならないんです。



あなたの価値は、親が何を言おうが変わりません。



「傷つかない」と決めることは、冷たさじゃない


「でもやっぱり親の言葉には心が反応してしまう」
「本当は優しい言葉が欲しかった」
「親との関係を切るなんて、冷たい気がする」

そんなふうに感じる人も多いと思います。



でもね、「もう傷つかない」って決めることは、親を突き放すことでも、冷たくなることでもないんです。



それはむしろ、「もうこれ以上、誰にも自分の大切な心を踏みにじらせない」と、自分を守るためのやさしい勇気。

たとえ親が変わらなくても、あなたの心の中に「安心できる場所」をつくることはできるんです。



その一歩が、「傷つかない」と自分で決めること。




心の中でつぶやいてほしい言葉:「そんなん知らんがな」


親から心ない言葉を言われたとき、心の中でこうつぶやいてみてください。

「そんなん知らんがな」

これ、実はとても大切な「切り離し」の言葉なんです。

「親の課題」「自分の課題」を分ける。
「親の未熟さ」「自分の存在価値」は無関係。


その境界線を引くために、「そんなん知らんがな」は使える魔法の言葉なんです。


そんなん知らんがなのイメージを「知らんがなあ」とつぶやく猫のイラストで表現


自分を守れるのは、自分だけ


誰かの言葉で心が傷つくとき、その傷を本当につけているのは、自分自身の「その言葉を信じてしまった気持ち」だったりします。

だからこそ、これからのあなたにはこんな言葉を覚えていてほしい。

あなたを本当の意味で傷つけることができるのは、あなただけ。
そして、あなたを本当の意味で守ってあげられるのも、あなただけ。



「親と自分は別の人間」と思えることが第一歩


親に何を言われても、あなたにはあなたの価値がある。


そのことを、今のあなた自身がしっかり受け取ってあげてください。

そして、こうつぶやいてください。

「親と私は違う人間」
「私は、もう自分の心を大事にしていい」
「傷つかないと決めてもいい」


あなたが生きやすくなるために、
自分らしく笑っていられるように、
親の言葉から自分を切り離すのは、まったく悪いことではありません。



あなたが今日もあなたでいてくれてありがとう


優しいあなたが、どうか親や他人の心ない言葉に振り回されず、自分の本当の価値を少しずつ取り戻していけますように。

何よりもまず、あなたがあなたの一番の味方でいてください。

心から、応援しています。


他にもアダルトチルドレンと家族関係についての記事はこちらのカテゴリーにあります。

傷ついてきたあなたへ。ひとりで抱えなくていいんです


ここまで読んでくださったあなたは、きっと今までたくさん我慢して、たくさん傷ついてきたんやと思います。


優しいあなただからこそ、自分のせいにしてきたことも多かったんじゃないかな。

でも、もう大丈夫。
親の言葉に左右されなくていい。
「私は私」と、心から思えるようになる道は、ちゃんとあります。

もし今、しんどさをひとりで抱えているのなら、少しずつでも一緒に整理していきませんか?
あなたの心が少しでも軽くなるように、カウンセリングで丁寧に寄り添わせていただきます。



安心できる場所で、あなたの「本当の気持ち」を話してみてくださいね。


どんな小さなことでも大丈夫。いつでも、お待ちしています。



もし長い記事が疲れるなと感じたら、エッセイカテゴリーに短めの文章もあります。
気軽に読める内容なので、ちょっとした息抜きにどうぞ。
あなたの心が軽くなる一言が見つかるかもしれません。エッセイはこちら


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