カウンセラーと合わない時の「違和感」は信じていい?失敗しない選び方と支援者の裏事情
トラウマ治療で怒鳴られた?信じられない支援者の実態
せっかく勇気を出して一歩踏み出し、
カウンセリングを受けたのに
「なんだか余計に傷ついた」「先生が怖かった」と
感じたことはありませんか?
先日SNSで、トラウマ治療を受けている方が
臨床心理士から怒鳴られ、
さらにトラウマが悪化してしまったという
切実な投稿を目にしました。
「えっ、プロのカウンセラーが怒鳴るなんて」と
驚きましたが、
寄せられたコメントを見てみると、
同じように高圧的な態度をとられたり、
嫌な思いをしたりした経験がある方は
意外にも多くいらっしゃるようです。
今回は、なぜそんなことが起きてしまうのか
という「支援者側の裏事情」と、
あなたがこれ以上傷つかないための
「カウンセラー選びの基準」について
お伝えします。
資格=人となりではない?心理職の意外な裏側
臨床心理士や公認心理師といった資格は、
一定の知識を学び、
厳しい試験をクリアした証です。
しかし、残念ながら「専門知識があること」と
「一人の人間として誠実であること」は、
必ずしも直結しません。
実は心理職を目指す人の中には、
自分自身が過去に深い心の傷を負った経験を
持つ人が少なくありません。
そのこと自体は、クライアントの痛みに
共感できるという強みにもなります。
しかし一方で、
自分の心の傷が癒えていないまま、
「誰かを救うことで自分を満たそう」と
してしまうケースもあります。
これを「メサイアコンプレックス(救世主願望)」
と呼びます。
「自分が救ってあげなければ」という思いが
強すぎると、それはいつの間にか
相手を支配しようとするエネルギーに
変わってしまうことがあるのです。

なぜ支援者が「イライラ」をクライアントにぶつけるのか
本来、カウンセリングはフラットな状態で
行われるべきものです。
しかし、支援者自身に「未解決の課題」
があると、クライアントの悩みの中に
自分の過去を重ねてしまう(投影する)ことが
あります。
すると、思い通りに回復が進まない
クライアントに対して、自分の無力感や苛立ちを
ぶつけてしまう、という事態が起こります。
もちろん、「怒鳴る」といった行為は
支援者として論外であり、
倫理に反することです。
しかし、そこまでいかなくても、
「なんとなく説教じみている」
「否定されている気がする」といった
空気感となって表れることは、
残念ながら珍しくありません。
その違和感は正しい。「初回の印象」を重視すべき理由
カウンセリングにおいて最も大切なのは、
手法やテクニック以前に、
二人の間に流れる「安心感」です。
もし最初のカウンセリングで、
次のような違和感を抱いたなら、
その感覚を無視しないでください。
- なんとなく高圧的に感じる
- こちらの話を遮って自論を展開される
- 「嫌だな」と感じることを伝えたのに、軽く流される
- 話したあとに、その光景を思い出して「グルグル思考」が止まらなくなる
「私のわがままかも」
「先生の方が正しいはず」と
自分を責める必要はありません。
特に大切な初回の印象で
「安心できない」と感じた場合、
そこから良い信頼関係を築くのは
非常に困難です。
その違和感は、あなたの心が
「この人は安心できないよ」と教えてくれている
大切なサインなのです。

とはいえ、星の数ほどいる支援者の中から、
どうやって自分にぴったりの人を探せばいいのか
迷ってしまいますよね。
以前、「自分に合ったカウンセラーを
見つけるには?後悔しない5つ選び方」という
記事にを詳しくまとめていますので、
あわせて参考にしてみてください。
次に、今回特に意識してほしいポイントを
絞ってお伝えします。
自分に合うカウンセラーと出会うためのステップ
納得のいく支援者に出会うために、
以下のポイントを意識してみてください。
①違和感を伝えた時の反応を見る
もし可能であれば、
「今の言葉で少し傷つきました」と
伝えてみてください。
そこで誠実に向き合ってくれるか、
それとも逆ギレしたり否定したりするかで、
その人の本質が見えます。
②直感を大切にする
「この人なら安心して話せそう」という
第一印象を信じてみましょう。
③一人の先生に固執しない
カウンセラーにも相性があります。
最初から一人に決めようとせず、
「まずは数回受けてみて、合わなければ
次を探そう」という軽やかなスタンスで
いてください。
あなたがもし、カウンセラー選びに悩んでいるのなら
もし今、あなたが
「過去のカウンセリングで傷ついた経験がある」
「どの先生を信じていいか分からず、
一人で悩み続けている」のなら、
まずはその自分の気持ちをそのまま受け止めて
あげてください。
本当はもっと楽になりたいのに、
誰にも頼れない状況で、頭の中が悩みで
「グルグル思考」になってしまうのは、
あなたがそれだけ一生懸命に自分と向き合おうと
している証拠です。
私のカウンセリングでは、何よりもまず
「安心できる場」であることを
大切にしています。
専門的な手法も大切ですが、それ以上に
あなたが「ここでは否定されない」
「ありのままの自分でいていいんだ」と
感じられる心の安全基地でありたいと
考えています。
「こんな些細なことを相談してもいいのかな?」
「今の自分の状態を、ただ聴いてほしい」
そんな小さなお悩みからで構いません。
まずは一度、お話を聞かせていただけませんか?
あなたが心からの笑顔を取り戻せるよう、
一歩ずつ一緒に歩んでいければ幸いです。
もし長い記事が疲れるなと感じたら、
エッセイカテゴリーに短めの文章もあります。
気軽に読める内容なので、
ちょっとした息抜きにどうぞ。
あなたの心が軽くなる一言が
見つかるかもしれません。
エッセイはこちら














