アダルトチルドレンで自分がわからなくなったあなたへ ― 心の中のいろんな私と向き合う方法

この記事の内容

“自分がわからない”は、アダルトチルドレンに多い感覚です


「なんで私、こんなことしてしまうんだろう」
「本当は穏やかでいたいのに、つい人にイライラしてしまう」
「外では笑顔でいられるのに、家では子どもにきつく当たってしまう」

そんなふうに「本当の自分がわからない」「いろんな自分がバラバラに感じる」と悩んだことはありませんか?

アダルトチルドレンの方や、過去に傷ついた経験を持つ方にとっては、この「自分がよくわからない」という感覚が日常の生きづらさの元になっていることも少なくありません。

でも実は――
その「いろんな自分」こそが、あなたが今日まで生き延びるために頑張ってきた証かもしれないのです。



「心は一つ」ではなく、いくつもある「私」


私たちは、よく「本当の私はどれ?」と悩みます。
けれども、そもそも「心は一つ」という前提が間違っているとしたらどうでしょう?

人は誰でも、心の中にいくつもの「私」を抱えて生きています。

たとえば、

  • 外ではニコニコ笑って過ごす「私」
  • 職場でマイペースな人にイライラする「私」
  • 良い母親でいようと頑張る「私」
  • 家に帰ると疲れて、子どもに八つ当たりしてしまう「私」

どれも嘘ではないし、どれも本当のあなた。
これらは、あなたの中にある“パーツ”たちなのです。

パーツ心理学では、心の中には「役割を持ったさまざまな自分=パーツ」が存在していて、それぞれが私たちの身を守るために頑張っていると考えます。

家に帰ると疲れて子供に八つ当たりしてしまう母親のイメージを、子供の横で泣いている女性の画像で表現



「いろんな私」が生まれた理由


たとえば「外ではいい顔をする私」は、周囲との摩擦を避けるために必要だったのかもしれません。
「イライラする私」は、あなたが他人のペースに合わせて無理をしすぎていた時に、心が出していたSOSかもしれません。

特にアダルトチルドレンの方は、幼少期に「いい子でいなければ」「迷惑をかけてはいけない」という強いメッセージを受け取ってきたことが多いです。

その結果、自分の感情や欲求を押し込めて、「役に立つ私」「頑張る私」ばかりが前に出てきてしまったのです。

でも、それだけではバランスが取れなくなって、「もう限界!」と感じる自分や「どうでもいいや」と投げやりになる自分も出てくるようになります。



自分の中の「チーム」が連携できていない


パーツ心理学の視点で見ると、あなたの中の「いろんな私」は、まるで一つのチームです。
ところがこのチーム、全員が勝手に動いていて連携が取れていない。
つまり“バラバラのチーム状態”になっているのです。

ある「私」は「もっと頑張らないと」と言い、
ある「私」は「もう限界だよ」と泣いている。

この矛盾が、あなたを混乱させ、生きづらさを生んでいます。
でも逆に言えば――
それぞれの「私」が連携し、協力し合うようになると、人生は驚くほどスムーズになります。



「本来の自分」が持っている力を思い出す


私たちの心の中には、生まれたときから備わっている力があります。
それは、思いやり、好奇心、勇気、創造性。そんな“本来の自分”の資質です。

でも成長の過程で、さまざまなパーツ(防衛的な私)が前に出るようになると、この“本来の私”は奥に引っ込んでしまうことがあります。

「怒りっぽい私」「すぐ落ち込む私」が表に出てくると、「思いやりのある私」が見えにくくなるんですね。

でも、それは消えたわけじゃない。
ただちょっと、奥に下がっているだけなんです。



「嫌いな私」と仲直りするということ


あなたは、嫌いな自分を無視してきませんでしたか?
「こんな自分、いなければいいのに」と思ってきませんでしたか?

でも心は、人間関係と同じです。
無視されたり、嫌われたりしていると、ますますこじれていきます。

たとえば、怒りっぽい「私」は本当は「もうこれ以上傷つきたくない」と思っているだけかもしれません。
悲しみや弱さを抱えた「私」が、怒りというかたちであなたに助けを求めているだけかもしれません。

だからこそ大切なのは、その「私」の声に耳を傾けること。

「怒ってるんだね」
「もう頑張りすぎて限界だったんだね」
そんなふうに言葉をかけてあげるだけで、あなたの心は少しずつほぐれていきます。

嫌いな私と仲直りするイメージを青と赤の入れ物が手をつないでいる画像で表現



パーツたちがチームとして機能し始めるとき


あなたの中の「いろんな私」は、それぞれに役割があります。
それを否定せず、「ありがとう、でも今はもう大丈夫」と伝えることで、彼・彼女たちは少しずつ落ち着き、協力し始めます。

これはまるで、長い間不仲だった家族が、ようやく話し合って和解していくようなもの。

時間はかかっても、丁寧に向き合えば、心の中に静けさと調和が生まれます



カウンセリングでできること


カウンセリングでは、こうした「いろんな私」の存在を丁寧に扱います。
無理に変えようとせず、まずはそれぞれの「私」の役割に気づき、ねぎらい、信頼関係を築いていきます。

あなたの心の中の声を、安心して話せる場所。
誰にも否定されず、急かされず、少しずつ「本来の自分」を取り戻していくプロセスを、私と一緒に歩んでみませんか?



自分と仲直りする旅の始まりに


生きづらさは、あなたが「悪い」からではありません。
あなたの中にいる「いろんな私」たちが、あなたを守ろうとしていただけなんです。

そのことに気づいたとき、自分を責める気持ちは少しずつやわらいでいきます。
そして、あなた自身との関係が変わると、人との関係もまた自然と変わっていきます。

無理に変わらなくていい。
あなたのペースで、あなたらしい心のつながりを取り戻す旅を始めましょう。

あなたの中にいる「いろんな私」と、対話してみませんか?

カウンセリングでは、心の中の“パーツたち”とやさしく向き合いながら、「本来のあなた」が安心して前に出てこられるようサポートしています。



もし長い記事が疲れるなと感じたら、エッセイカテゴリーに短めの文章もあります。
気軽に読める内容なので、ちょっとした息抜きにどうぞ。
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