親を許せない、と悩むあなたへ。無理に許そうとしなくていい「本当の理由」

この記事の内容

親を許せない悩みを抱えるあなたへ

「親を許したいのに、どうしても許せない」
「一度は許せたと思ったのに、
また激しい怒りが湧いてきてしまう」

こうした思いが頭の中をぐるぐると巡り、
自分を責めて苦しくなっていませんか?


親子関係の悩みで検索される方の多くが、
「親を許さなければ前に進めない」
「許せない自分は冷たい人間だ」という
強いプレッシャーを抱えています。

ですが、最初にお伝えしたいのは
「無理に親を許そうとしなくていい」
ということです。



今回は、親を許す許さないに関わらず、
過去の傷から心を解放して
心地よい今を取り戻すヒントをお届けします。



30年以上トラウマと向き合った女性が教えてくれる「リアルな心」

戦争トラウマをテーマにした映画
「父と家族とわたしのこと」に出演された
藤岡美千代さんは、幼少期に
家族からあらゆる虐待を受けて育ちました。

大人になってから30年以上カウンセリングを受け、
10日間の瞑想合宿に参加するなど、
過酷なトラウマと真摯に
向き合ってこられた方です。

合宿の終盤には「母親への感謝の気持ち」が
湧いてきたそうですが、
ではそれ以来、ずっとお母さんに
感謝し続けられているのかというと、
決してそうではありません。

母親に対して「母も被害者だった」と
理解しつつも、「されたことは許せない」
という思いもある

父親に対しても「戦争で狂わされた」と
理解しつつも、
「だから子供を虐待していいわけではない」
と思っている

理解する気持ちと、許せない怒り。
その両方を今でも抱えていらっしゃいます。



親を許せないと感じるのは自然なこと。「心」は揺れ動くもの

藤岡さんのように、
「理解できる部分」と「許せない部分」の
両方を持っている姿こそが、
人としてとても自然な状態だと私は思います。

親を許せる日や、
感謝できる日があってもいい。
でも次の瞬間には、
また怒りが湧いてくることだってあります。

「親が許せない」と悩む時、
本当にあなたを苦しめているのは何でしょうか?


人の心や体は「波」のようなものであり、
常に変化し揺れ動いています。



「もう許したから綺麗さっぱり忘れます」と
割り切れるものではありません。

実は、親を許せない人が
本当に苦しんでいるのは、
「親を許せないこと」そのものではなく、
「親を許せない自分を許せない
(責めてしまう)から」
なのです。

だからこそ、親を許そうと
一生懸命になる必要はありません。



「許せる」と思う日と、
「絶対許せない」と思う日があって当然なのです。

揺れる心をイメージした波の画像



過去の傷から解放されるために、本当に必要なステップ

親から過去にされたことや、
投げかけられた言葉に今も傷つき、
苦しんでいる方はとても多いです。

しかし、その苦しみから
抜け出すために必要なのは、
決して「親を許すこと」ではありません。


本当に大切なこと

親を許そうが、許せまいが関係なく、
「どんな自分も認めてあげること」です。

自分がどんな状態であっても責めず、
「そっか、今は許せないんだね」
「怒ってもいいんだよ」とただ認めてあげる。



それだけでも、心の中の苦しさは
随分と薄らいでいきます。


今でも苦しい理由の一つに、
「過去に親から言われた厳しい言葉」を、
今も自分自身にかけ続けている

ケースがあります。

もし自分を責める言葉が浮かんできたら、
一度立ち止まってこう問いかけてみてください。

  1. この厳しい言葉は、本当に自分の言葉なのかな?」


  2. 「過去に親から投げられた言葉を、今も自分で自分にかけ続けていないかな?」



過去に植え付けられた言葉と、
本来の自分の気持ちを切り離して
見極めるだけでも、心は楽になります。



今を満たすことで、過去は勝手に後ろに下がっていく

親を許そうが許すまいが、
一番大切なのは「あなたが今日、
どうやったら穏やかに過ごせるか」

ということです。

過去を無理に消そう、
遠ざけようと頑張らなくても大丈夫。



「今」のあなたの日常が
少しずつ満たされていくと、
過去の傷は勝手に後ろへと
下がっていってくれます。

まずは今日、自分を責めるのをやめて、
「今」を心地よく過ごすこと
意識を向けてみてくださいね。




今回お話しした内容を、
YouTubeライブのご質問にお答えする形で
詳しく解説しています。
「文章よりも声で聴いた方が心に入ってくる」
という方は、ぜひこちらの動画も
参考にしてみてください。



一人で抱え込まず、気軽にご相談ください

「頭ではわかっていても、
どうしても自分を責めてしまう」

「長年のぐるぐる思考から抜け出せず、
心が限界を感じている」

そんなときは、一人で抱え込まずに
一度思いを吐き出してみませんか?

カウンセリングでは、
無理に親を許すことを目指すのではなく、
あなたが「自分自身の人生」を
穏やかに生きられるよう、
寄り添いながらサポートしています。

まずはあなたのペースで。
今のお気持ちをお聞かせくださいね。


もし長い記事が疲れるなと感じたら、
エッセイカテゴリーに短めの文章もあります。
気軽に読める内容なので、
ちょっとした息抜きにどうぞ。
あなたの心が軽くなる一言が
見つかるかもしれません。
エッセイはこちら


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