食いつくし系はなぜ他人の分まで食べてしまうのか~20年前の体験から見えた心理

この記事の内容

食いつくし系という言葉がなかった頃の体験


こんにちは、トラウマセラピストmiwakoです。

先日、Instagramのストーリーで
「食いつくし系」についての
アンケートをしたのですが、
食いつくし系の人に出会っていない方が
多かったです。

今日は、まだ「食いつくし系」という
言葉もなかった20数年前に、
私が出会ったある男性についてのお話です。



バーベキューで起きた、強烈な違和感


当時の職場にAさんという男性がいました。
その職場は、上司(社長)がとてもブラックで、
今なら問題になるだろうというような
社内の雰囲気でした。

その分、社員同士の仲は悪くはなく、
ブラックな環境の中でお互い助け合って
過ごしていました。

そんなある日、社内メンバーで
バーベキューをすることになりました。



網に野菜や肉、魚介などさまざまな食材を
焼いていくと、Aさんは手当たり次第に
食べていきました。

私の感覚では、「自分の近くにある食材は自分用」
という暗黙のイメージがありました。



でもAさんは、手当たり次第に
領空侵犯を繰り返し、
他人の目の前の食材にも平気で手を伸ばします。

私はかなりの衝撃を受けました。
「何、この人、育ちが悪いの?」と
正直思いました。

Aさんはすごいスピードで食材に手を伸ばすので、
このままでは私は何も食べられません。



とりあえず一つの食材に狙いを定め、
「焼きあがったらすぐに箸を伸ばそう」と
決めました。

ところが、Aさんは私が狙っていたその食材を、
焼きあがる前の生焼け状態で箸を伸ばして
食べてしまったのです。

「あぁ、もうAさんにはかなわない」
私はそこで、食べることを諦めました。

私がそうだったので、恐らく他の人も
ほとんど食べられていなかったと思います。



でも、誰一人として
Aさんに声をかける人はいませんでした。

私自身も、「子どもじゃないんだから、
人の分まで食べるななんて、
他人が言うことじゃないよな」と思い、
その場では何も言えず、ただAさんへの
強烈な違和感だけが胸に残りました。


社内でのバーベキューのイメージを、バーベキューの画像で表現



モーニング事件で確信に変わった違和感


その後、私のAさんへの印象を決定づける出来事が
ありました。


ある日、私とAさんは朝早く
客先へ行く必要があり、待ち合わせ場所近くの
喫茶店で一緒にモーニングを食べました。


食べ終わって店を出ようとした時、
Aさんが「僕がまとめて払っておきますよ」
と言ってくれました。


店を出てから私が「いくらだった?」と
尋ねると、Aさんは金額を伝えてきました。


その時、私は「メニューで見た金額より高いな」
と感じましたが、すでに店の外だったため
確認できず、言われた金額を支払いました。

それからしばらくして、
またその喫茶店を利用する機会がありました。




その時にモーニングの金額を確認すると、
以前Aさんに支払った金額より、
かなり安かったのです。


そう、Aさんはモーニング代に上乗せして、
私に請求していたのです。


この出来事で、私の中で
Aさんへのイメージははっきりしました。

「この人はヤバい人だ。
極力関わらないようにしよう」

そう心に誓いました。


喫茶店のモーニングセットのイメージを、モーニングセットの画像で表現



あのとき私が感じていた「怖さ」の正体


当時、Aさんと仲が悪かったわけでも、
嫌いだったわけでもありません。



でも、私の中にはずっと消えない
違和感がありました。


ただ、当時の私はその違和感を
言語化する力を持っていませんでした。


20数年経った今、
振り返ってみてようやくわかります。
あのとき私が感じていたのは、「怖さ」でした。

それは、怒鳴るとか暴力的だとか、
そういうわかりやすい怖さではありません。
得体の知れない怖さです。

今思うと、Aさんの感情が
私にはまったく伝わってこなかったのです。


彼はいつも不機嫌だったわけでもなく、
みんなと輪になって話している時には
笑っていました。



でも、その笑顔には感情が宿っていないように
感じました。

歯を見せて笑うわけでもなく、
目も笑っていない。
表情筋もあまり動いていない。

「あぁ、そうか。私は
感情が感じられなかったから怖かったんだ」

そう気づきました。



食いつくし系を心理学的に見ると


彼がどのような育ちをしてきたのかは
わかりません。



でも今の私の視点で見ると、
いくつかの心理的特徴が重なっていた可能性を
感じます。


衝動を抑えるブレーキが弱い

他人と自分の境界線があいまい

「あるうちに確保しないと」という欠乏不安

相手の感情を感じ取る力(共感機能)の弱さ


焼けていなくても食べる行動、
他人の分まで取る行動、
お金の境界線を越える行動。

これらはすべて、「食べ物の問題」というより、
人との境界線や感情の問題として見る方が
しっくりきます。



食いつくし系の本質は「食欲の問題」ではない


この数年、ネットで「食いつくし系」という
言葉を見るたびに、
私はAさんのことを思い出します。

私が出会った食いつくし系は
後にも先にもAさんだけですが、
ネットで話題になるくらいなので、
きっと世の中には他にもたくさん
いるのでしょう。

食いつくし系とは、
単に「食べるのをやめられない」
「たくさん食べる」という問題ではなく、

「なぜ他人の分まで食べてしまうのか」
そこに本質があるのではないかと、
私は思います。



違和感は、あなたを守る感覚


当時の私は、
その違和感をうまく説明できませんでした。



でも今思えば、私の感情と身体は
ちゃんと察知していたのだと思います。

「なんだか怖い」
「関わらない方がいい気がする」

そう感じる感覚は、
決して間違いではありません。

理解することと、距離を取ることは別です。
違和感は、自分自身を守るためにある
大切な感覚
なのだと思います。



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言葉にできなかった違和感を、
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