悩みを書き出すことで心が軽くなる~ぐるぐる思考を整理するシンプルな方法

この記事の内容

悩みが頭から離れないとき、どうしていますか?


夜、眠ろうとしても
同じ悩みが頭の中でぐるぐる。
朝起きても、また同じことを考えてしまう。
そんな経験はありませんか?

人は悩みを「頭の中だけ」で
解決しようとすると、
どうしても同じ思考を繰り返してしまいます。


まるでハムスターが回し車を走り続けるように、
出口が見えないままぐるぐる回り続けるのです。

この状態が続くと心が疲れ、
体まで重く感じてしまいます。



悩みが頭から離れない理由


実は、悩みがぐるぐるしてしまうのには
「脳の仕組み」が関係しています。

人は一日に およそ6万回もの考えごと
していると言われています。


しかもそのうち 9割は昨日と同じこと
繰り返し、さらに 8割はネガティブな内容
だというデータもあります。

これは性格のせいではありません。
脳はもともと「危険を回避すること」を
最優先に働くため、自然と不安やリスクに
注意が向きやすい
のです。



言い換えると、
脳が私たちを守ろうとしているからこそ、
ネガティブに偏ってしまうのですね。

ただ、その仕組みがあるがゆえに、
私たちはつい「同じ悩みを繰り返す」
「心配ばかり膨らませる」という状態に
陥りがちです。

だからこそ大切なのが、
頭の中にとどめておかずに
「書き出して外に出す」 こと。



書くことでぐるぐる思考をストップさせ、
客観的に整理することができるのです。



書き出すことの効果とは?


頭の中にある悩みは、姿かたちのない
“もやもや”です。


でも紙やノートに書き出すと、目に見える“言葉”になります。

これにより、次のような効果が期待できます。

  • 客観的に自分の悩みを見ることができる

  • 同じ悩みを何度も繰り返すことが減る

  • 書き出すことで脳が「整理できた」と安心する

  • 解決できる悩みと、放っておける悩みを分けられる


「ただ書くだけ」で心が軽くなるのは、
悩みが自分の内側から外側に出るからです。



実際に書き出してみると見えてくること


いざ書き始めると、意外な発見があります。

「こんなに色んなことを抱えていたのか」
「一つの悩みが別の悩みにつながっているんだ」

そう気づく人も多いでしょう。

頭の中では一つの悩みに見えていたものが、
紙に書くことで複数のテーマに
分かれていることがわかるのです。



これは“心の棚卸し”のようなもの。

書くことで、自分の抱えている問題の
全体像が浮かび上がってきます。



悩みを整理する4つの仕分け方法


ただ書き出すだけでは「文字の山」に
なってしまうこともあります。


そこで大事なのが 仕分け です。

おすすめなのが、この4つの分類方法です。

  1. 重要度が高く、緊急性も高いこと

  2. 重要度は低いが、緊急性が高いこと

  3. 緊急性は低いが、重要度が高いこと

  4. 重要度も緊急性も低いこと


書き出した悩みをこの4つに振り分けるだけで、
やるべき順番が自然に見えてきます。

悩みを4つに仕分けするイメージ画像



片づける優先順位


分類できたら、次は行動に移します。

④は放っておいて大丈夫
重要でも急ぎでもないことは、
思い切って手放してしまいましょう。

まずは①から取り組む
すぐに手を打つ必要があること。
体調の問題、期限が迫っている仕事などは
ここに入ります。

次に②を処理する
急ぎだけど重要性は低いこと。
例えば「すぐ返事が必要なLINE」や
「日用品の買い物」など。

そして③に取り組む
長期的にはとても大事だけど、
今すぐは困らないこと。

健康管理、学び、人間関係の改善など。
ここを後回しにしがちですが、
本当に人生を変えるのはこの部分です。



「④を手放す」ことの大切さ


悩みが多い人ほど、
実は④の悩みに
時間を奪われていることがあります。


でもそれは本当は、
気にしなくていいことかもしれません。

例えば「隣の人にどう思われているか」や
「SNSでのいいねの数」など。


それに振り回されるより、
自分が大事にしたいことに
時間を使う方が心が満たされます。

④を切り捨てると、
不思議なほど心に余白が生まれます。



ただし、どうしても
④を手放せない場合があります。


その背景には
「依存的な思考や行動のパターン」
隠れていることもあるのです。

もし「やめたいのにやめられない」
「つい同じことを繰り返してしまう」
と感じるなら、
こちらの記事も参考にしてください。
(関連記事:あなたの心の弱さじゃない ― 依存から抜け出せない人の心理とは?



書き出すことは行動への第一歩


悩みを頭の中に閉じ込めていると、
「どうにもならない」と思いやすいものです。


でも書き出すと、
「何から始めればいいか」が見えてきます。

行動が小さくてもいいのです。
「今日はひとつだけ②の悩みに取り組もう」
「③のために5分だけ勉強してみよう」

そうやって一歩を踏み出すことが、
悩みに支配されない人生につながります。



書き出し方のコツ


頭に浮かんだ順に、遠慮せず書く

良い悪いを判断せずに、とにかく出す

紙でもスマホでもOK。ただし紙の方が効果を実感しやすい

「誰にも見せない」と決めて安心して書く

大切なのは、完璧にまとめることではなく
「心にあるものを外に出すこと」です。

悩みを紙に書き出すイメージを、ノートにペンで文字を書いている女性の手の画像で表現



書き出すことを習慣にする


悩みを書き出すのは
一度だけでも効果がありますが、
習慣にするとさらに心が整っていきます。

  • 寝る前に「今日のモヤモヤ」を書く

  • 朝起きて「今の気持ち」を書く

  • 週末に「1週間の悩み」を書き出す

書くことを習慣にすると、
悩みが積み重ならずに流れていきます。



書いても解決しない悩みもある


ただ、書いても「すぐに消えない悩み」
もあります。



それは人間関係の傷や過去のトラウマ、
自分の価値に関わるような深いテーマです。

こうした悩みは、整理しても
簡単には片づけられません。
むしろ書き出すことで心の痛みが
浮き彫りになることもあります。

そんなときは一人で抱え込まず、
専門家に相談するのも大切です。



あなたの悩みは一人で抱えなくていい


もし今、悩みを書き出しても整理しきれない、
苦しさが残ってしまうと感じているなら、
どうか一人で耐え続けないでください。

私は、安心できる場であなたの悩みを
一緒に整理し、
心が軽くなるお手伝いをしています。


過去の経験から来る生きづらさも、
人に話すことで少しずつ和らぎます。

カウンセリングでは、
あなたが安心して話せるように寄り添いながら、
一緒に整理のプロセスを進めていきます。

どうか勇気を出して、一度ご相談ください。
あなたの心に少しでも余裕が生まれるよう、
サポートさせていただきます。




もし長い記事が疲れるなと感じたら、
エッセイカテゴリーに短めの文章もあります。
気軽に読める内容なので、ちょっとした息抜きにどうぞ。
あなたの心が軽くなる一言が見つかるかもしれません。
エッセイはこちら

 

 

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