明日生きている保証は誰にもない、それなら今をどう生きる?
寒の戻りが厳しくて、桜の開花予想が難しかった今年のお花見ですが、一人でフラリと桜を見にいったのも含めると4回お花見をしました。

私はお花見や紅葉など季節を楽しむ行事に結構力を入れているのですが、それは私の死生観と繋がっています。
20歳の時、同級生が事故で亡くなりました。
まだ20歳。
沢山の未来があったはずの同級生の命は、ある日突然奪われました。
他にも突然脳出血で車いすになった親戚や、とてもお世話になった方が突然倒れ2週間で亡くなったり、私の唯一の味方だった母もある日突然倒れ、体の自由と言葉を失いました。
今日健康だから、明日も明後日も来年も十数年後もきっと健康だろうという意識は、私は比較的若いうちに捨てました。
今日がどれほど健康であろうと、命の終わりはある日突然くるかもしれない。
今年の桜を来年も見られるという保証はどこにもない。
そんな思いで、私は「今ここ」を楽しむことを大切にしています。
誰一人、明日を保証されている人はいないからこそ「今日をどう生きるのか?」が大切な気がします。
未来ももちろん大切ですし、過去を振り返るなとも言いません。
でも私たちが意志を持って何かができるのは「今」だけです。
今行きたい所はどこですか?
今会いたい人は誰ですか?
今やりたいことはなんですか?
それらがもし今後できなくなったとしても後悔はしませんか?
どんな小さなことでも今を充実させることが人生を充実させることだと私は思います。

生きるのがつらかった時は「そんなんどうでもいいから早く死んでしまいたい」と思っていた時期もありました。
でも今になって、その時諦めずに生きていて本当に良かったと思います。
生きているから今年も桜を見られた。
そして桜が美しいと思える心がある。
でも来年もこの桜を見れる保証はどこにもない。
だとしたら今やりたいことをやり、日々の満足度を上げることが幸福感に繋がるのかなと思います。
あなたにはやらないと後悔することってありますか?
あるとしたらいつやりますか?
「今でしょ!」
過去の後悔や未来への不安で頭がいっぱいになった時こそ、意識を「今ここ」に戻してください。
どんな小さなことでも構いませんので、「今」楽しめることを探してみてください。
誰一人明日を保証されている人はいません。
だとしたら、私たちは「今」を生きるしかないのです。
