性格は変えられる~エピジェネティクスが教えてくれる「何者にでもなれる」理由

この記事の内容

あなたは変われる


「私って、なんでこんな性格なんだろう」
「もう大人だし、今さら性格なんて変えられない」


そんなふうに、あなたは自分の性格や気質に悩んでいませんか?

でも、実は最新の研究では「性格は変えられる」とされているんです。

そのキーワードとなるのが、エピジェネティクス

ちょっと聞き慣れない言葉かもしれませんが、あなたの人生に希望をもたらしてくれる、大切な考え方です。



「エピジェネティクス」って何?


科学の世界では「DNA」という遺伝情報が、私たちの性格や体質に影響を与えていると考えられてきました。でも近年、それだけでは説明できないことが増えてきました。

そこで注目されているのがエピジェネティクス

これは、DNAの配列自体は変わらなくても、その遺伝子が“オン”になるか“オフ”になるかを、後天的な環境が左右するという仕組みです。

たとえば、一卵性の双子がいても、


・一人は健康的な食事や生活
・もう一人は喫煙やストレスの多い生活


そんなふうに過ごしていると、同じDNAを持っていても、性格や体質、見た目まで違ってくることがあるのです。

これはすべて「エピジェネティクス」の影響です。



性格や気質も変わる


エピジェネティクスは、外見や病気だけでなく、性格や気質にも深く関係していると考えられています。

「私は生まれつきネガティブ」
「HSPだから刺激に弱い」

そう思っていた性格も、実は環境や経験で身についた後天的なものかもしれないのです。



こんな経験、ありませんか?


・昔は明るかったのに、大人になるにつれて引っ込み思案に

・家庭環境が落ち着いてきたら、気持ちも前向きになってきた

・安心できる人間関係ができてから、緊張せずに話せるようになった

こうした変化にも、エピジェネティクスが関わっている可能性があります。



性格に影響を与える「4つの要因」


ここからは、実際にエピジェネティクスがどのように性格に影響を与えるのか、わかりやすく4つに分けてご紹介します。


① ストレスの影響

子どものころに不安定な環境にいたり、強いストレスを受けたりすると、ストレスに敏感な体質や性格になることがあります。

逆に、愛情をたっぷり受けて育った子は、ストレス耐性が高い傾向があります。

このように、過去のストレス体験が脳の仕組みや感情の反応を変えていくのです。


② トラウマの世代間連鎖

実は、親世代が体験したトラウマの影響が、子どもにも受け継がれることがあります。

例えば、戦争や災害を経験した祖父母がいて、そのストレス反応の影響が、孫世代にまで残るケースも報告されています。

これもエピジェネティクスによるもの。
家族の歴史が、今のあなたに影響を与えている可能性もあるのです。


③ 神経伝達物質の変化

セロトニン、ドーパミンなど、心の状態に関わる脳内の物質も、環境によって変化します。

たとえば、

  • ポジティブな体験が多いと、楽観的になりやすい
  • 安心できる関係があると、社交的になりやすい

逆に、過度なストレスや孤独は、悲観的・内向的な性格を強めることがあります。


④ 学習と記憶の影響

「こんなふうに接すれば安心できる」
「こういう時は逃げたほうが安全」

そんな学びが、脳内の神経回路を作り変えていくのです。

つまり、経験と学習によって“性格のクセ”は作られていると言ってもいいかもしれません。

世代間連鎖のイメージをマッチが並んでいる画像で表現



「私はこういう人間だから」は手放せる


私自身、かつては自分を「HSP」だと思っていました。

敏感すぎる性格に悩み、少しでもラクになれる方法を探して、色々な本や情報商材に手を出しました。

でも、生きづらさはなかなか変わらなかったんです。

ところが、カウンセリングや神経系アプローチを通して、今の自分は、過去の環境が作り出したものなんだ」と気づけたとき、心がふっと軽くなりました。



ラベルや診断から自由になっていい


「私はアダルトチルドレンだから」
「生きづらいのはHSPのせい」

そんなふうに、自分を何かの言葉で定義したくなることもあるかもしれません。

でも、アダルトチルドレンもHSPも、あくまで傾向のひとつであって、“本当のあなた”そのものではありません。

もしもその定義に縛られて、あなたが苦しくなっているのなら、そのラベルは今すぐ外してもいいのです。



何者にでもなれるし、何者でもない


生まれ育った環境がどんなに過酷だったとしても、
何度も傷つけられてきたとしても、あなたには、「これから」を選ぶ力があります。

エピジェネティクスの視点から見ても、人はいつからでも変わることができる。
そして、何度でも新しい自分を育てていくことができるのです。

「私は〇〇な人間だ」と決めつけなくても大丈夫。

あなたは何者にでもなれるし、その「何者」もまた、変わっていっていいのです。

何度でもなりたい自分になれるイメージを、自分を捏ねている女性のイラストで表現



環境を変えることから始めませんか?


「変わりたいけど、どうしたらいいかわからない」
「一人で頑張ってきたけど、もう限界かも」

そんなあなたへ。

私たちは、生きづらさの根本にある「神経系の反応パターン」や「過去の経験の記憶」に寄り添いながら、安心できる関係の中で少しずつ変わっていくことができます。

カウンセリングは、「今の自分」を否定するものではなく、「本来のあなた」に戻っていくための時間です。

環境や経験があなたを苦しめてきたなら、今度はあなたの味方となる環境を選んでいきましょう。

よかったら、ここから一緒に始めてみませんか?
あなたが「何者にでもなれる」可能性を、心から応援しています。



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