【アダルトチルドレン】人に弱音を吐けない、その根底にあるものとは?
突然ですがこんなお悩みはありませんか?
・人に弱音を吐けない
・人を頼れない
・人に甘えるのが苦手
こういったお悩みがあってもそれは性格だから変えられないと思っておられる方もいるかもしれません。
でも実は「人に弱音を吐けない」その根底にある隠れた思いを探っていくと、何かしらの理由が見つかります。
私も以前は人に甘えたり弱音を吐いたりすることがとても苦手だったのですが、ある時その気持ちの奥にあるものを深堀りしていきました。
私の例でお話しすると・・・
私の家庭は父がとても怖く、いつも家庭内がピリピリした緊張状態でした。
一番安らげるはずの家庭が私にとっては最も緊張を強いられる場でした。
そんな父に怯えながらの生活の中で、子供の私が感じていたことは父への恐怖はもちろんなのですが、それ以上に大好きな母が父に泣かされている姿を見たくないという想いだったんですね。
子供ながらに「母を守らなければ」と思っていました。
母がこれ以上傷つけられないよう私が母を守るんだ!と考えていたんだと思います。
ただ、悲しいかな実際は子供の私には何も出来なかった。
母と一緒に泣く事しか出来なかったんです。
その中でいつしか私は自分自身に「無力感」「無価値感」を感じるようになったんです。
「自分は弱い、だから母を守れない」
「母を守れない弱い自分には価値がない」
いつしかそう考えるようになっていました。
実際は子供なのでそこまで深く思考していたわけではありません。
ただ私の中の潜在意識の奥深くにその「無価値感」は刻み込まれました。
その反動で無価値ではいけない、強くあらねばならないという信念が植え付けられます。
そして強くあるためには人に弱音を吐いてはいけない、人に甘えてはいけないという信念がまた生まれます。
その結果、人に弱音を吐けず一人で何でも背負ってしまい生きづらさが増していきます。
人を頼ったり弱音を吐いたりしている人を見たらモヤモヤしてしまったりします。
これでは人間関係もスムーズに行かず、人生も苦しいものになってしまいます。
これが私が子供の頃に意識せずに持ってしまった不幸になる信念です。
厄介なのは、これらの信念は潜在意識に刻まれているので、自分では自覚することがなかなか出来ません。
なので、なぜ自分は人間関係が上手くいかないのか、それがわかりません。
そして誰かのせいにしたり、逆に自分を責めたりします。
こうして幸福感からはどんどん離れた苦しい人生となってしまいます。
もし同じような信念をお持ちの方がおられたら、私がここでどうしても言いたいのは
「それはあなたの責任ではないですよ」
「そしてその信念は書き換えることが出来ます」
と言うことです。
子供の頃はその過酷な環境からそうやって自分自身を守ってきたのです。
そういう信念を持たないとその環境では生きていけなかった。
でも今は違います。
大人になったあなたには自分が不幸になる信念を手放し、幸せになる信念を自由に選ぶことが出来ます。
そのことを知っておいて欲しいのです。
長年に渡って生きてきた中で刷り込まれた信念をすぐに変えるのは簡単ではないかもしれません。
でも必ず変えられます。
なので諦めないでいただきたいのです。
人は誰でもいつからでも自分の人生を自分の好きなように創造することが出来ます。
この記事が誰かのお役に立てますように。
ご覧いただきありがとうございました。