インナーチャイルドがイメージできないあなたへ～今はそれで大丈夫

インナーチャイルドがイメージできないあなたへ

以前の記事で登場してくださった、
クライアントのAさん。
「自分を隠して生きる」ということについて、
質問をしてくださった方です。

読んでいない方は、
よろしかったらこちらをご覧ください。
▶本音を話さないのは悪いこと？自己一致の本当の意味

その後、Aさんから、
またまた嬉しいメッセージをいただきました。
今回もご本人の了承を得て、
ご紹介させていただきます。

Aさん

いつもありがとうございます。
メルマガ配信も感謝しています。


先生に会うまで、ずいぶん遠回りしました。


一人でも遠回りせずに、
「あ、これはトラウマ
なんだな」と気がついてほしい
と思っています。


インナーチャイルドの発信も
してくださり、
何だかホッとしています。

「あと10回やれば大丈夫」と
言われましたが、いや、きっと
ダメだったでしょう。


みんな同じじゃ
ないんですよね。
誰かが良かった、
だから私にも良い。

そうじゃない時が、
あるんです。


傷ついている方が、
早く出会えますようにと
願っています。

インナーチャイルドをイメージできず、苦しんでいたAさん

Aさんは、インナーチャイルド系の
カウンセリングを受けておられましたが、
途中で中断し、私のところへ
来てくださいました。

インナーチャイルドをイメージしたり、
話しかけてみてくださいと言われても、
どうしてもイメージができない。

そして
「できない私が悪いのかもしれない」
と、苦しんでおられたのです。

以前の記事にも書きましたが、
インナーチャイルドセラピーが
悪いわけではありません。
ただ、順番があるのです。

▶インナーチャイルドを癒しても生きづらいのはなぜ？～トラウマ回復に必要な順番という視点

イメージできないのは、おかしいことではありません

インナーチャイルドは、
一番長く、一番深く傷ついてきた心の領域です。

長い間、見向きもされず、
傷ついた当時のまま、放置されてきた
部分でもあります。

そんなインナーチャイルドに、
いきなり介入しようとしても、
うまくいかない場合はとても多いです。

ましてや、イメージが苦手な方が
「イメージしなさい」と言われたら、
苦しくなって当たり前だと、私は思います。

イメージが苦手なのは、
その人のイメージ力が劣っているからでは
ありません。

チャンネルを閉じて生きてきたという事実

私たちは誰でも、
思考・感情・イメージ・感覚などの
チャンネルを持っています。

けれど、生きてくる過程で、
それらのチャンネルを閉じて
生きることがあります。

そりゃそうです。
毎日苦しい思いをして生きているのに、
いちいち嫌な感情や感覚、イメージを
感じていたら、心が持ちません。

チャンネルを麻痺させることで、
今日まで心と体を守ってきた。
そう捉えることもできるのです。

だから、そんな人に
「イメージしなさい」と強要することは、
とても残酷なことだと、私は思っています。

私自身の苦しかった体験

何を隠そう、昔の私も、
心と体の準備が整っていないまま、
イメージばかりさせるセラピーを受けたことが
あります。

案の定、何も浮かんでこないので、
適当に頭で考えて答えたら、
「頭で考えてるでしょ」と言われました。

そのとき、とても苦しかったことを、
今でもはっきり覚えています。

イメージできないのが悪いのではない。
頭で考えるのが悪いのでもありません。

今、その人が「その状態」なだけなのです。

イメージできなくても、回復は進む

実際、Aさんは
インナーチャイルド自体は
イメージできなかったかもしれません。

けれど、私のカウンセリングの中で行った
不安を吹き飛ばすワークは、
ちゃんとイメージできています。

閉じているチャンネルは、
それだけ、その人が
頑張って生きてきた証です。

だから、少しずつ触れていく。
ゆっくり溶かしていく。

できても、できなくてもいい。
正解なんて、ありません。

それくらい、丁寧に進めていく
必要があるのです。

遠回りに見えても、無駄ではなかった

「先生に会うまで、ずいぶん遠回りしました」

Aさんのこの言葉は、
本当に嬉しく、ありがたいものでした。

世の中には、たくさんのカウンセラーがいます。
その中から私を選んで来ていただいただけでも、
感謝の気持ちでいっぱいです。

それだけでなく、
このような言葉をいただけることは、
何よりの私の活力になります。
どんな疲れも、吹き飛びます。

ただ、Aさんがこれまで受けてきた
他のカウンセリングが、
単なる「遠回り」だったとは、
私は思っていません。

イメージがうまくできなくても、
カウンセリングを受けてきたことで、
私のところに来てくださったあとも、
物事を自分ごととして捉え、
気づきを得る力が育っていたように感じます。

そう思うと、
人生に失敗はないのかもしれませんね。

今はそれで大丈夫

今回Aさんのメッセージを紹介したのは、
同じように悩んでいる方にとって、
希望になるのではないかと思ったからです。

インナーチャイルドがイメージできない。
うまくできない。
ついていけない。

それは、あなたがダメだからではありません。
今は、その状態なだけ。

今はそれで大丈夫です。

カウンセリングへのご案内

もし、
インナーチャイルドに取り組もうとして
苦しくなった経験があるなら、
一人で抱え込まなくて大丈夫です。

私のカウンセリングでは、
無理にイメージさせたり、
「できる・できない」で評価することは
ありません。

今の心と体の状態を大切にしながら、
その人に合った順番で、
丁寧に進めていきます。

必要なときに、必要なサポートが届く。
そんな出会いになれば嬉しいです。
よろしければ、一度お話を聞かせてくださいね。

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気軽に読める内容なので、
ちょっとした息抜きにどうぞ。
あなたの心が軽くなる一言が
見つかるかもしれません。
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