頑張りすぎてしまうあなたへ。「ちいかわ」から学ぶ心と体を休める方法
心と体を休める方法が分からないあなたへ。「体」をねぎらう優しい休み方
「いつも頑張りすぎてしまい、心も体もヘトヘト」
「思うようにできない自分を責めてしまう」
そんなふうに、知らず知らずのうちに
自分を追い込んでいませんか?
真面目で責任感が強い人ほど、
自分の体を自分の所有物のように扱い、
無理を重ねてしまいがちです。
今回は、人気漫画「ちいかわ」の
エピソードをヒントに、
「体さんをねぎらう意識」についてお話しします。
ちいかわのシーサーの姿に重なる「がんばり屋」の私たち
ちいかわをご存じない方も
おられると思うので、
詳しいいきさつは省いて
わかりやすくお話ししますね。
ちいかわに出てくるキャラに
「シーサー」という子がいます。
ラーメン屋さんで一生懸命働いている、
真面目で健気な子です。
このシーサー、ある資格を取るために
昼間はラーメン屋さんで働きながら、
すごく頑張って勉強しているんです。
でも、何事も一生懸命なあまり
根を詰めすぎて、
勉強と仕事の両立がうまくいかずに
悩んでしまいます。
そこへ、先にその資格を取った
「くりまんじゅう先輩」が現れるんです。
シーサーは泣きながら、
くりまんじゅう先輩に相談します。
「勉強に疲れた、
仕事とうまく両立ができない」って。
そこで、くりまんじゅう先輩がまさかの一言!
「自分を肝臓だと思いなさい」
えぇえーーー!どういうことぉ?
って思いますよね。
作者のナガノさんの本当の意図は
もちろん分かりません。
ナガノさんは常人とは違う感性を持つ天才なので、
私ごときが推察するのもおこがましいのですが、
あくまで私だったら・・・と、
この言葉の意味を考えてみたんです。
「肝臓」のたとえから学ぶ、無理をすることの意味と回復力
肝臓って「沈黙の臓器」と呼ばれていますよね。
多少無理をしてもすぐには
異変に気付かないけれど、
いざ調子が悪くなって病院に行くと、
手遅れになっているなんてことがあります。
もしかしたらくりまんじゅう先輩は、
頑張り過ぎているシーサーに
「無理をすると大変なことになるよ」って
伝えたかったのかもしれません。
その一方で、肝臓には
素晴らしい回復力もあります。
腎臓と違って、
一度悪くなって一部を切除しても、
また元の大きさに戻るほどの
回復力があるとされています。
頑張り過ぎると大変なことになる一方で、
素晴らしい回復力もある。
だから、休むときはしっかり休んで、
また心と体が回復したら頑張ったらいい。
もしかしたら、そんなメッセージが
込められているのかもな、
なんて勝手に推測しました。
自分の体を「所有物」のように扱っていませんか?
ここから私が感じたのは、
私たちは自分の体を自分の所有物のように
扱ってしまいがちだな、ということです。
疲れていても、休むことより
「決められたルーティンを守る」ことに
必死になってしまいます。
そして眠れなくなったり、
痛いところが出たりすると、
「どうして私はちゃんとできないんだ」と
自分(体)を責めてしまうんですよね。
心と体はつながってはいますが、
私たちが「私」だと思っている部分と、
「体さん」は別物なんです。
「私」が「体さん」を労いもせず、
こき使っていると、
最初は一生懸命頑張ってくれていた
体さんもそのうち悲鳴を上げます。
そして、できない自分を責めて、
ますます自分を追い込んでしまうのです。

「私」と「体さん」を切り離して考えてみる
ここで一旦、「私」と「体さん」を
切り離して考えてみましょうか。
例えば、「私」が
「雑巾がけをしたい」と考えたら、
「体さん」はバケツに水を汲み、
雑巾を浸して絞り、拭き掃除をしてくれます。
雑巾が汚れたら洗って、
バケツの水を替えてくれたりもします。
いくら「私」が「あぁしたい、こうしたい」と
願ったところで、「体さん」の協力がなければ
私たちは何もできないんですよね。
それなのに、私たちはどれくらい
「体さん」の声を聴いてあげているでしょうか?
もしかしたら
「もう疲れたよ、ちょっと休みたいよ」と
思っているかもしれない体さんに対して、
「おまえはノロマだ。もっと早くできないのか」と
鞭打ってはいないでしょうか?
実は私たちの細胞には、
「私」が「体さん」をどう扱っているかを感じ取る
センサーのようなものがある言われています。
(医学的に立証されているわけではないですが)
今日からできる、「体さん」への小さなねぎらい
私自身、毎日自分の体へ
ねぎらいの言葉をかけているのですが、
その時って確かに
胸の奥に温かい感覚があるんです。
自分の体さんを雑に扱ったり、
ひどい言葉をかけたりすると、
体さんは悲しみます。
その一方で、意識を向けてもらえると
喜んでくれます。
「今日もよく働いてくれたね」とか、
「今、どこが疲れてるかな?」と
意識を向けてもらえると、
体さんは本当に喜びます。
体さんはいつも私たちのためだけに
働いてくれています。
お給料が出るわけでもないのに、
本当に健気ですよね。
それでもあまりにも酷使されると、
言葉を持たない体さんは
メッセージを送ってきます。
痛みや何かしらの不調として
私たちに伝えてくれているのに、
それを私たちは薬で抑え込もうとしたり
(薬が悪いということではありません)、
休みをとることもせず、
体さんからのメッセージを無視し続けると、
やがて大きな病気につながることも
ないとは言えません。
そんな「体さん」を、自分の所有物ではなく
「全く別の、ありがたい存在」と
捉え直してみると、
また違った関わり方ができるのでは
ないかと思います。
自分の性格が嫌いだったり、
できないことばかりを数えてしまう気持ちは
よく分かります。
でも体は、どんなに酷使されても、
今日もあなたのためだけに
働いてくれています。
自分の嫌いな面はそれはそれとして、
今日はお風呂の中などで、
「体さん、いつもありがとうね」って、
ちょっと優しいねぎらいの言葉を
かけてあげてはいかがでしょうか?

心と体の疲れを一人で抱えていませんか?
「頭では分かっていても、
どうしても自分を責めてしまう」
「頑張ることをやめたいのに、
休み方が分からない」
そんなふうに
心が頑なになってしまっているときは、
一人で抱え込まずに、
カウンセリングの力を借りてみるのも
おすすめです。
カウンセリングルームでは、
あなたの中にある「がんばり屋さんな部分」を
そのまま受け止めながら、
心と体を緩めていくお手伝いをしています。
「ちょっと誰かに話を聞いてほしいな」と
感じたときは、
いつでもお気軽にご相談くださいね。
もし長い記事が疲れるなと感じたら、
エッセイカテゴリーに短めの文章もあります。
気軽に読める内容なので、
ちょっとした息抜きにどうぞ。
あなたの心が軽くなる一言が
見つかるかもしれません。
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