感受性が強く、ちょっと変わった子供だった私



今日は私のちょっと変わっていた子供時代の話です。


私は今でこそかなり大雑把な性格ですが、子供の頃は本当に感受性が強く周囲の影響を受けやすい子供でした。


今でもよく覚えているエピソードがあります。
確か小学校低学年の頃だったと思います。
テレビを見ていたら、競馬の競走馬が転倒、骨折しその後安楽死させられたというニュースを見ました。


その瞬間、安楽死させられた馬を思って私は涙が止まらなくなりました。


その競走馬を知っていたわけでもなくたまたまニュースで見ただけですが、何も悪くないのに安楽死させられた馬が可哀そうでたまらなかったのです。


子供だったので、骨折した競走馬は安楽死させるしか方法がなかったなどとは知らないので、単純に人間の都合で競争させられ、ケガをしたら殺されるなんてとても残酷で可哀そうだと思いました。


競走馬





まぁそれで済めばいいのですが、私のこの時の感情は時間が経っても全く別の場所でも突然蘇るのです。


それからしばらく経った大みそかの夜、近所のご家族とうちの家族とで車で初もうでに出かけました。


その車内でなぜか突然その競走馬の安楽死のニュースが蘇り、初もうでに行く楽しいはずの車内で私が突然泣き出したものですから、私の両親はおろか、近所のご家族も何があったのかと驚きました。


そりゃ、そうでしょう。
まさか何か月も前のテレビのニュースを突然思い出して泣いているなんて誰も思いませんよね(笑)


どうしたのか聞かれても私は説明できませんでした。


以前のニュースを思い出して悲しくなっているなんて言っても変な子供だと思われるだけです。


自分でもどうして今頃またこんなに悲しくなっているのかわかりませんでした。


泣く女の子



私は子供の頃から、他人の痛みをまるでわがごとのように感じてしまい、自分自身が心乱されるということが度々ありました。


その人の発する空気で相手の気持ちがわかってしまうように感じることもありました。


それを世間では繊細さんとかエンパスというのかもしれませんが、そんな名前が問題ではなくとにかく自分以外のことにも心を振り回されて大変でした。



そんな感受性の強いちょっと変わった子供だった私も大人になり、カウンセリングを受けたり心理学を学んだことで、今でももちろん他人の痛みに強く共感はしますが、それで自分の心が乱されることはなくなりました。




それは自他の境界線が明確になったからだと思いますが、だからと言って感受性や共感力がなくなってしまったわけではなく、今でも目の前の人の痛みをまるで一緒に感じているかのような自分の感受性は健在で、今の仕事にとても役立っています。




アダルトチルドレンは繊細な人が多いです。


他人の痛みをまるで自分事のように感じてしまう繊細さを持っています。


それが生きづらさに繋がっていると思いますが、その感受性は育った環境の中で培われたあなただけの「才能」であり「強み」です。
関連記事(強みの裏にはトラウマが、トラウマの裏には強みがある)




必要以上に巻き込まれないよう「自他の境界線」さえしっかり引ければ、共感力や感受性は素晴らしい才能なのです。


境界線





「繊細さん」や「エンパス」という人たちは生まれつきだとされていますが、私はその説にはあまり肯定的ではありません。



生まれつきだと思ってしまうと、変えられない・一生上手く付き合っていくしかないという捉え方になるからです。



たとえどれほど繊細であっても、きちんと自分と他人の境界線さえ引ければ「上手く付き合う」意識は必要ないと思うのです。



かつて見ず知らずの競走馬に心を痛めて周囲から怪しまれた私ですが、今でも悲しいニュース、嬉しいニュースに自分ごとのように反応してしまいます。


悲しく感じて泣いてしまったり、嬉し泣きしたりしますが、一旦泣いたらわりとスッキリして後々まで持ち越したりしません。


そしてそんな感受性を持つ自分自身を「かわいいヤツだなぁ」とは誰も言ってくれないので、いつも自画自賛して日々過ごしています(笑)


あなたがもし、何らかの生きづらさを抱えていたとしてもそれは今日まで生きてくるのに必要だったからであって無理になくそうとしなくていいんですよと、今日はお伝えしたいと思います。



あなたの感受性を大切にしつつ、自他の境界線をしっかり守って生きていけると、人生はさらに豊かなものになります。






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